ジジとトト(さいとうともこ、トシバウロン、赤澤淳)@Crafthouse Kyoto。

一昨日、京都東山界隈を歩き回った後は、
七条高瀬川近くのCrafthouse kyotoに。
ここ、何度か前を通ったことがあり、
「ええ感じやなあ」と思ってたお店。
日本中のクラフトビールが飲めるらしい。

そこで、明るいうちからアイリッシュミュージックをやる、と聞いて、
「絶対楽しいやつやん!」と来ることにしたのだった。

着くと、ちょうど始まるところ。
天気良くて、暑さも和らいで来た絶好のコンディション。
さすがトシバウロンさんたち!位置取りも、一番窓側いう絶好の場所。

ワシは、「アイリッシュならやっぱり」と黒ビールから始める。
洗練された美味しさやなあ。
最近ビールあまり飲まなくなってるんやけど、
日本のクラフトビールって、
こんなにクオリティ、高くなってるんやな。

なに?この気持ちよさ。
味わったことない感じや。

薫風というのか、心地良い5月の風が、
開け放った扉から入ってくる。

その風に乗ってアイリッシュな音楽が流れてくる。
三線、コンサーティーナ、ブズーキと変わった編成だけど、
間違いなくアイリッシュ、しかも極上で、
ワシの大好きな感じ。

この日は「ライブ」という感じではなく、
たまたま入ったパブで、アイリッシュやってる人がいて、
気に入ったら、投げ銭する、みたいな感じ。

だから演者も、演奏したり、休憩して雑談したり、
観客も聞いてたかと思うと、話に熱中したり。
この縛りのなさが、ものすごく心地よい。
けど、むっちゃ熱い演奏があると、
すごい歓声や拍手に包まれる。
なんや、みんな知らんふりしながら聴いてたんやね(笑)
そんなこと全てが、楽しい。
ワシの理想とする音楽との距離感って、こういうことなんかもしれん。
「サイコー」という語彙しかない自分がもどかしいくらい気持ちいい。

お店の作りもすごいええ感じ。

開け放ったドアの向こうは七条通りなので、
いろんな人が立ち止まる。
立ち止まって、しばらくして入ってくる人もけっこういらっしゃる。
音楽きっかけで入って来てはるんやな。
なんだか嬉しいなあ。
入ってくるのは、たいてい欧米人だったのが不思議ではあった。

日本人含め、東洋人は立ち止まりはするが、
中までは入ってこない。
いや、一人中国系の人かな?
入ってくるおっちゃんがいた。
その時トシバウロンさんは、
三線を横に置いて、バウロンを演奏していた。
一番手前の席に座ってたワシに向かって、
「You Play Sanshin?」と聞いて来た。
やっぱワシ、ウチナンチューっぽいのか?(笑)
「He Plays」とトシバウロンさんを教えると、
演奏の間にトシバウロンさんにどこで手に入るか、聞いてた。
漏れ聞こえてくるのを聴くとコイズミ紹介したみたい。
そのおっちゃん、それを聞くと、
いつの間にかいなくなってた。
注文もせず。
ちゃっかりしてるわあ(笑)

ほんま最高の時間過ごさせて頂いた。
ちょうど、夜の匂いがしてくる19時ごろ、演奏終了。
ほんま、時間的にも、季節的にも、お天気も、
これ以上ないくらいのタイミングやったなあ。

トシバウロンさんにご挨拶して店を出る。
七条京阪は、すぐそこやのに、
なんだか気持ちが昂ぶってて、帰れそうな気がしない。
河原町からバスに乗り、四条に出てしまった。
ひさしぶりにきみやに寄ってみる。
「満員で入れなかったら、すぐに阪急で帰ろう」と思いつつ。
ああ、席、空いててしまった!
そして、何を食っても美味いし、
お店の人とのお喋りも、
たまたま隣になった人とのお喋りも楽しい。
気がつくと、最終間近の阪急電車に乗ってた。
しかも正雀止まりやん!!
とまた、そこで記憶が途切れたが、
目が覚めると、なんとか自宅まで帰りついてた。

翌日、例によって、怒涛のような自己嫌悪に襲われるが、
人生に、そんなにないくらい、
むちゃくちゃ気持ちええ一日だったので、
ヨシとすることにした。


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