CD「パラダイス&ランチ」ライ・クーダー。
※Facebookのバトンで回ってきたときに書いたものを加筆修正しました。
ワシが師と仰ぐミュージシャン、ライ・クーダー。
土臭くて、人間臭くて、体温があって、
世界中のいろんな音楽を取り上げて、
ワシに教えてくれた。
アメリカ南部の音楽はもちろん、
ハワイ音楽、キューバ音楽、
そして沖縄音楽を好きになったきっかけも、
実はライ・クーダーだった。
それまでも「花」とか「ハイサイおじさん」とか、
なんとなく沖縄音楽に触れる機会もあったが、
流行曲のひとつとして捉えていた。
ライが沖縄音楽をやるのを聴いて、
「日本にもライが取り上げるような、面白くて、人間味のある音楽があったんや!」
と、驚かされた。
そして調べるとチャンプルーズの
「花」のギターソロを初めに弾いたのもライだということがわかった。
そんな昔から、ライは沖縄音楽に注目してたんやなーと嬉しくなった。
1994年、東大寺大仏殿の前で開催された
UNESCO主催の伝説のをあおによしコンサート、
チーフタンズやボブ・ディランなど、
綺羅星のような憧れのミュージシャンが出演したが、
ライもジョニミッチェルの
バンドメンバーの一人として出演していた。
そして、喜納昌吉さんのチャンプルーズも。
「もしかして!もしかして!」の期待に応えて、
チャンプルーズのステージにライが飛び入りで出演!
「花」のギターソロをやってくれた。
これを生で観たことは、
ワシの数少ない自慢のひとつだ。
ライのアルバムをひとつに絞るのは、むっちゃ難しい話だが、
一番初めにワシが手にした、このアルバムを選んだ。
このアルバムで衝撃を受けなければ、
その後のワシの音楽人生も変わってたかもしれん、と思ったからだ。
数年前、ライのTwitter見たら、
どっかのアメリカの田舎町で、盆踊り大会やってる動画を見つけた。
「あー、ライは日本のドメスティックな音楽をちゃんと聴いてくれてるんやなー」
と嬉しくなった。
ビックリしたのは、
仲良くさせて頂いてる西成のギタリスト、カオリーニョ藤原さんに、
久保田麻琴さんを通じてオファーがあったという噂を聞いたことだ。
カオリーニョさんに聞くと、確かに打診はあったが、
それから数年、話は進んでないらしい。
ぜひ、実現して欲しいもんだ。
その際は、難波屋か釜晴れで、ぜひぜひレコ発ライブをして欲しいなー!