【ソウルメイト・イン・ソウル】①

11月24日の早朝、ようやく染まっていく空を見ながら、
天満の町を旅立つ。
珍しく、ライブ抜きの旅行だ。
しかも、10数年ぶりの海外。

ヘタレのワシがよくぞ、ひとりで!
と、ワシを知ってる方は思うかもしれないが、
今回は、ソウルに、強い味方がいたのだ。
いま、韓国に語学留学中の山ちゃん。
訳あって顔は出せないのだが、
福岡に住んでた頃、仕事の後輩通じて知り合って、
大阪帰ってからも、福岡で飲んだり、大阪で飲んだり、
紹介してくれた後輩より、遥かに濃い付き合いになってしまった。

ソウルで待つ彼と会うまでは、ひとりで、
ふ〜〜ん、パスポートって、
今は顔認証で通してくれて、スタンプなしなんか〜。とか、
え?ペットボトルの水もあかんの?
とか10数年の間にいろいろ変わった出国に戸惑いながらも、
時間にすれば、沖縄に行くより、断然近いソウルに向かった。
生憎の雨だったが、着陸態勢に入ってやっと見えてきた仁川の町は、
色彩的にはモノクロだったが、
バカ長い橋があったり、モヤの向こうに高層ビル群があったり、
今、グングン変わりつつある韓国を感じさせる
思った以上のビジュアルで、ワシに迫ってきた。
その空港のスケールも、なんかものすごい。
空港についてから入国するまでの電車も、
関空よりずっと長い距離を走った。
関空のは、遊園地のアトラクションのようだが、
こっちのは、もう地下鉄みたいだ。
なんか圧倒されてようやく入国、山ちゃんの笑顔を見てほっとする。

ソウル市内には、バスで向かった。
途中、少し田園風景もあったが、おおむね町が続く。
普段、大阪や京都で過ごすワシには、
ほんま久しぶりの大都会で、すっかり田舎者の気分になる。
今回のツアー、ホテル3泊と航空運賃合わせて3万を切っていたので、
ホテルには、期待してなかったのだが、なかなかどうして、
立派なホテルで、部屋のトイレにはウォシュレットも付いてた!
これで旅行中の糞尿の心配はないな。
けど、今回、ウォシュレット付きのトイレは、
ここ以外では見かけなかった。

コンビニに行くと、普通に「お〜いお茶」とか
おにぎりとか置いてる。
食うものが口に合わなきゃ、このへん喰っとけばええか。

この日は雨がわりと激しかったので、
山ちゃんと近所をぶらついて観光はウォームアップくらいにして、
早速肉に向かう。
山ちゃんもワシも、どっちかと言うと場末好き。
山ちゃんの気に入った店をワシが気に入らないわけがない!
入るなり、注文もしてないのに、どんどん食材が並んでいく。
これが韓国のスタイルらしい。

見たことのない、不思議と煙のでないコンロで、
炭火焼の豚肉がどんどん焼けていく。
最初はビールで、続いて眞露でどんどん喰らう。
ビールもあっさりしてて、ワシには飲みやすい!
あ〜〜豚肉がうまい!
辛味噌で、キムチで、次々に。
そして、久しぶりの山ちゃんとの会話も楽しい。
やっぱり、山ちゃんは山ちゃんや!
気持ちよく酩酊して、昨晩、いつものごとく
ワクワクして、あまり眠れなかったワシは、泥のように眠った。

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