万博公園行って、官制文化について考えた。

今日は万博公園でたっぷり一日過ごした。
一日楽しませてもらっててなんだが、
やばくないか?万博公園。
敷地は馬鹿でかいが、楽しみ方があまり見えない。
敷地内のカフェスペースも、アイスコーヒー頼んだら、
パートのおばちゃんが、紙パックから注いでたし。
正面ゲートの外に出れば、良さげなカフェあるのに、
中がこれじゃなー。
馬鹿でかい敷地も、施設から施設が遠いっていう
マイナスにしか働いてない気がする。

このままやったら、
ダメ観光地の見本みたいな道、
まっしぐらちゃうか?

これで太陽の塔なければ、
ナイトスクープのパラダイスシリーズのひとつに
なってしまうかもしれん。史上最大の。

せっかく、太陽の塔と、国立民族博物館という
世界に二つとないコンテンツがあるんやから、
うまいこと利用して、
もっと来たくなる場所にして欲しいなあ。

けど、太陽の塔はもちろん、
国立民族博物館も、元はと言えば、
太陽の塔で展示するのに集めた
世界の仮面とか生活用品を常設展示にするために、
創設された施設と聞く。
岡本太郎の業績は、ほんまに偉大でございます。

けっきょく行政主導の文化事業って、
こういうことになってしまうのかなあ。
50年近く経って、残ってるのは、
岡本太郎個人から発せられたものだけってことかもしれん。

奈良時代のお寺かて、東大寺は、国家事業と言っても、
聖武天皇の偏執狂なまでの仏教への執着の結果で、
他の官制寺院である大安寺なんかは、随分衰退したし、
平安期の国家寺院である東寺、西寺なんかは典型的で、
空海に与えられた東寺は、今でも京都を代表する寺院やけど、
官寺として機能した西寺は跡形もないもんなあ。

こういうことを行政が文化に携わる時は、
考えなあかんような気がする。

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