沖縄布紀行@京都。「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」@美術館「えき」KYOTO。「阿部遼紅型展」@好文舎。
本日は、たまたま京都で沖縄の布の展覧会をふたつ観てきました。
まずは、美術館「えき」KYOTOでやってた「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/IMG_1569.jpeg)
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/IMG_1570-1.jpeg)
昨年亡くなった人間国宝、平良敏子さんと、
その工房で、芭蕉布を今に伝える人々の展覧会。
ここにもまた、柳宗悦さんが出てくるわけです。
途絶えようとしていた芭蕉布の価値を見出した柳さん。
平良さんも、その言葉に後押しされて、
芭蕉布の復活を一生の仕事にされたようです。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/IMG_1572-1.jpeg)
ワシ、芭蕉布というと、ポスターにあるような、
ベージュっぽい、透けて見えるようなもんしか知らんかったけど、
こんなにカラフルで、紋様もいろいろあるんやな。
平良敏子さんたちは、糸芭蕉を育てるところから、
自分たちで収穫して、糸にして、染めて、織るところまで、
すべて自分たちでやってはる。
そんな織物は、世界でも芭蕉布以外にないらしい。
なかなか勉強になるし、展示されてる芭蕉布の着物とか、
ほんまうっとりするほど、美しかったですわ。
こんだけ手間がかかってるので、流石にグッズは、
がま口といえど、手が出せない。
小冊子に芭蕉布をあしらった栞がついてるのが、お手頃価格だったので、
それだけ頂いて、退散いたしました。
ちなみに平良敏子さんの芭蕉布は、かの岡本太郎の映画にも出てくるのでした。
そして、我が家の一番高価なものは、芭蕉布を少しだけあしらった、
電気スタンドなのでした。
そして次に向かったのは、堀川通、拾得の少し北にある、好文舎。
と、その前にバス停の近くにあった、薬膳中華で、
冷やし中華頂きました。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/IMG_1575.jpg)
普通の冷やし中華と違って、薬膳っぽい香りがあるんやけど、
すげえワシ好みの美味しさで、
汁まで残らず頂きました。
お店の名前、覚えてなかったけど、
今調べると素食カフェ Ren 堀川商店街店だったようです。
で、そこから歩いて5分の好文舎に。
個人的にも知り合いの紅型作家、阿部遼さんの展覧会が開かれてるのでした。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/IMG_1576.jpeg)
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/IMG_1577.jpeg)
好文舎、初めて行ったけど、樂美術館のすぐ近くで、
町屋のええ建てもんでした。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/IMG_1580.jpeg)
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/IMG_1583-1.jpeg)
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/IMG_1584.jpeg)
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/IMG_1586.jpeg)
どちらかというと、どぎついほどの鮮烈な色彩のイメージのある紅型だけど、
阿部さんのは、爽やかで、涼しげ。
ワシ的には、阿部さんの方が好きかもなあ。
一昨年、日本伝統工芸展で観て、好きになった
てんとう虫をあしらった着物に再会できたのも嬉しかった。
今日は最終日ってこともあったのか、千客万来で、
阿部さんは、対応に忙しそう。
![](https://bridgebybridge.net/wp-content/uploads/IMG_1587-1.jpg)
ワシは、ええ庭観ながら、コーヒー頂いて、
阿部さんにちょっとだけご挨拶させて頂いて退散したのであった。
SNSでなんだかんだ連絡取り合ってるので、あまり久しぶり感ないけど、
リアルで阿部さんと喋れたのは、むっちゃ久しぶりだったので、
ほんま行って良かったです。