沖縄布紀行@京都。「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」@美術館「えき」KYOTO。「阿部遼紅型展」@好文舎。

本日は、たまたま京都で沖縄の布の展覧会をふたつ観てきました。

まずは、美術館「えき」KYOTOでやってた「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」。

昨年亡くなった人間国宝、平良敏子さんと、
その工房で、芭蕉布を今に伝える人々の展覧会。

ここにもまた、柳宗悦さんが出てくるわけです。
途絶えようとしていた芭蕉布の価値を見出した柳さん。
平良さんも、その言葉に後押しされて、
芭蕉布の復活を一生の仕事にされたようです。

ワシ、芭蕉布というと、ポスターにあるような、
ベージュっぽい、透けて見えるようなもんしか知らんかったけど、
こんなにカラフルで、紋様もいろいろあるんやな。

平良敏子さんたちは、糸芭蕉を育てるところから、
自分たちで収穫して、糸にして、染めて、織るところまで、
すべて自分たちでやってはる。
そんな織物は、世界でも芭蕉布以外にないらしい。

なかなか勉強になるし、展示されてる芭蕉布の着物とか、
ほんまうっとりするほど、美しかったですわ。

こんだけ手間がかかってるので、流石にグッズは、
がま口といえど、手が出せない。
小冊子に芭蕉布をあしらった栞がついてるのが、お手頃価格だったので、
それだけ頂いて、退散いたしました。

ちなみに平良敏子さんの芭蕉布は、かの岡本太郎の映画にも出てくるのでした。

そして、我が家の一番高価なものは、芭蕉布を少しだけあしらった、
電気スタンドなのでした。

そして次に向かったのは、堀川通、拾得の少し北にある、好文舎。
と、その前にバス停の近くにあった、薬膳中華で、
冷やし中華頂きました。

普通の冷やし中華と違って、薬膳っぽい香りがあるんやけど、
すげえワシ好みの美味しさで、
汁まで残らず頂きました。
お店の名前、覚えてなかったけど、
今調べると素食カフェ Ren 堀川商店街店だったようです。

で、そこから歩いて5分の好文舎に。
個人的にも知り合いの紅型作家、阿部遼さんの展覧会が開かれてるのでした。

好文舎、初めて行ったけど、樂美術館のすぐ近くで、
町屋のええ建てもんでした。

どちらかというと、どぎついほどの鮮烈な色彩のイメージのある紅型だけど、
阿部さんのは、爽やかで、涼しげ。
ワシ的には、阿部さんの方が好きかもなあ。

一昨年、日本伝統工芸展で観て、好きになった
てんとう虫をあしらった着物に再会できたのも嬉しかった。

今日は最終日ってこともあったのか、千客万来で、
阿部さんは、対応に忙しそう。

ワシは、ええ庭観ながら、コーヒー頂いて、
阿部さんにちょっとだけご挨拶させて頂いて退散したのであった。
SNSでなんだかんだ連絡取り合ってるので、あまり久しぶり感ないけど、
リアルで阿部さんと喋れたのは、むっちゃ久しぶりだったので、
ほんま行って良かったです。

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