第68回日本伝統工芸展@京都産業会館ホール。

昨日、大阪でも行った日本伝統工芸展の京都会場に行って来た。
大阪と京都で展覧作品が一部違ってて、
両方観たら、全作品観られるらしい。
しかもワシの知り合いの入賞作は、
京都でしか展示してなかったのだ。

なんとなく、大阪より狭い会場を予想してたのだが、なんのなんの。
さすが工芸の町、大阪より広いぐらいの会場に煌めくような美品の数々。。
とは言っても、内容的には、大阪と大きくは変わらないので、
細かい説明は、省きます。
こちらをご参考に。

上のリンク読んでいただければ分かるだろうが、
大阪会場は作品プレートの裏には値段があったのだが、
京都では、それがなかった!!
ワシ、この展覧会、毎年のように行ってるけど、大阪しか行ったことなかった。
もしかしたら、値段書いてあるの、大阪だけなのか?
それとも値段書いてないのが、京都だけなんやろうか。。

知り合いの作品はすぐわかった。
琉球紅型の阿部遼さん「晴天の訪花(せいてんのほうか)」

この写真を観てたこともあるが、
会場で、なんとなく浮き上がって見えたのだ。
四角い会場の壁に沿ってグルリと着物、反物が並んでる。
どちらかと言えば、シックな色合いのものが多かったこともあるんだろうけど、
この爽やかな色合いが目に飛び込んできた。
この写真では爽やかな印象だけど、
細かいところには、いろんな色があってアクセントになってて、
でも全体的には、薄いエメラルドグリーンと生成りっぽい白との印象で、
絶妙のバランス。
さらに目を凝らすと、たらしこみって言うのかな?
色を滲ます技法とかも駆使してて、
こういう細かい染色をしながら、全体の調和を計算するって大変なんやろなあ、と思った。
ましてや着物なので、実際に着たところも計算せんとあかん。
想像すると、その大変さに、ちょっと倒れそうになる気分だった。
これも写真では観えにくいのだけど、
花を訪れる役なのだろうか、てんとう虫がかわいかった。

大量の作品だが貧乏性なので全部観てみたくて、
前半、疲れる前に、阿部さんのゆっくり作品観て、
全部観終わってから、もう一度じっくり観て会場を出た。
時計を見ると、次の予定までギリギリの時間。
心地よい疲れを感じながら、大阪に急いだ。

この展覧会は、明日の日曜まで。

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