「 荒木径惟 花人生」@ 何必館・京都現代美術館。など。

橋本関雪記念館を出て、白川通の方に歩く。

なんだか不思議な建物。
山岡士郎の住む屋上プレハブが、二階建てになったみたいな、
寄生虫が宿主と同じくらいデカくなったみたいやなあ、と思いながら、歩く。

白川通沿い、バス停近くにコーヒースタンドができてた。
ちょうど喉も乾いてたので、コーヒーを頂く。
けっこう美味しかった。
今調べたら、「ドリップ&ドロップ コーヒー サプライ 銀閣寺店」という店らしい。 

次の用事は四条河原町の方なので、
とりあえず、そっちに向かうバスに乗るが、用事までまだずいぶん時間ある。
ちょうど「きみや」開く時間に街に着きそうやけど、
この時間から飲んでたら、次の用事までに泥酔しちまう。
どうするかなあ。
と考えてたところで思い出した。
祇園で「アラーキーの花の展覧会やってた!」
「このバス、ちょうど祇園通る!」
もちろん、祇園で降りて、
何必館・京都現代美術館でやってた「荒木径惟 花人生」展を観に行く。

濃密!
こっちが照れてまうくらい、なまめかしい。
花なのに、今にも動き出しそう。
けど、多くは、少し枯れかけた死にゆく花だった。
死にゆく花とは、つまり喘ぎながらも生きてる花ということでもあるのだなあ。

ポラ曼荼羅という部屋がものすごかった。
数千枚のポラロイドの花に囲まれて、
むちゃくちゃ綺麗なのに、
なぜか、腐臭が漂ってくる気がする。

このポラ曼荼羅のある部屋は、
最上階なのだけど、その真ん中には、屋上から吹き抜けの庭園と、
落ち着いた和室がある。
祇園の真ん中、観光客がわんさか通る四条通に面してるのに、
その喧騒とは正反対の、
静謐な美しさに満ちた空間で、
来るたびに、この和室で、酒飲んだり、寝転がったりしたいなあ、思ってしまう。

と思うと、座りたくなってきたので、
美術館出て、隣の路地の奥の昔ながらの喫茶店「ハーモニー」に向かう。

たまたまかもしれんけど、おじいちゃんしかおらんかった。
こんなとこにありながら、
観光的な要素、ほぼなくて、
時間がゆるゆる。

あ、ワシもおじいちゃんやった。

コーヒー美味しかったんやけど、
考えたら、さっきコーヒー飲んだばっかりやった。
しかも、そろそろ酒飲んでもええタイミングやった。
まあ、ゆるっとええ時間過ごせたからええか。

祇園の路地は、料理屋さん目当てか、
大きな八百屋とかもあって、ええ品揃えてあって、楽しい。
ワシの好物なのに、近所のスーパーには滅多に置いてない、
芽キャベツなどを購入する。

四条大橋超えて、西木屋町を上って、
ワシのパラダイス「きみや」で、腹ごしらえ。

ああ、何食っても美味い!
しかも安い!
ここの欠点は、次の用事に行きたくなくなることやな〜。

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