ブルーナ絵本展@大丸ミュージアム梅田。

梅田の大丸で開催中のディック・ブルーナさんの展覧会、行ってきた。

ディック・ブルーナさんの展覧会、開催されるたびに行ってる気がするけど、
好きなので、「やってる」と聞くと、行かずにはいられんのですわ。

やっぱり、原画はええなあ。
訂正した後の全くない原画、
素晴らしいなあ、と思ってたんやけど、
その秘密みたいなんのわかる動画やってた。

あんな幾何学的とも言えるシンプルな線やのに、
下書きなしで描くのに、ビックリ。
その前に、何枚も何枚も、
気が遠くなるくらいスケッチしてはるらしいんで、
「いざ本番」という時には、
「これしかない」という確信の線が、
頭の中に、出来上がってるんやろな。
だから、下書きがいらんのやろな。
そのスケッチの中で、デザインとしての完成度も上がってるから、
もうどの絵も、どんなグッズにも展開できそうなくらい、
デザイン性が高いんやとも思った。

それと、あの迷いのないように見える線を、
すごい、ゆっくり描いてるのにもびっくりした。
だから、ぱっと見は、パソコンで描いたようにも見える、
シンプルで幾何学的な線なのに、
よく観たら、ギジギジしてて、温かみがあるんやろな〜。

あの真四角の絵本にも、ちゃんとディック・ブルーナさんなりの
理由があったんや。
絵を描くだけやなくて、
グラフィックデザイナーとしても、
プロダクトデザイナーとしても、
それを全部まとめるクリエイティブディレクターとしても、
プロデューサーとしても、
すごい人なんやな、と思った。

写真撮ってもええ、絵本の読めるコーナーでは、
親子連れはもちろん、若い女性も多く、
男性もけっこう熱心に読んではった。
きっと、ワシより年齢下で、
この絵本に接することなく育った人って、
そんなにおらんのやろなあ。

グッズコーナー、さすがに充実してたんやけど、
ワシが、どんなグッズ持ってても、なんか痛い気がするし、
絵葉書出したら、もらった方、困りそうな気がしたので、
なかなか選べず。
「これならギリギリ」と思ったミッフィーのマグネットと、
お土産にボリスのおせんべいだけ買わせて頂きました。

(余談)
展覧会場に、大人の男性二人連れがいてて、
ふと見ると手を繋ぎながら観てはりました。
「日本もこんな時代になったんやなあ」とちょっと嬉しかったです。

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