アシッドマザーズテンプル@ムジカジャポニカ 。

本日は、なんか久しぶりの気さえする
ムジカジャポニカで、とうとう!
アシッドマザーズテンプルの日本凱旋ツアー。
6月に一緒に沖縄行ってたジョンソンtsuがボーカルで、
フジロックのお手本になった世界最大級のフェス、
グラストンベリーから帰ってきて
大阪で初めてのライブなのだ。
今日は爆音覚悟せねば!
と言いつつ、出遅れてムジカにくると
さすがに満席。
空いてるのは最前列のみ。
怖いっ。

始まった。
いきなりカオスが広がる。
カオスだが無軌道ではない。
カオスだが美しい。
頭でもない、心でもない、
体を直撃してくる音楽。

一転してドラマチックな曲。
ドイツ映画でも観てるような
冷ややかで広い空間が、ただそこにある。
爆音なのに、静かだ。
考えるな、流されろ、ワシ。
果たして、曲はツインピークスの挿入歌であった。

知らん間にドラムのスティックを見つめてて、
気がついたら自分がステージの真ん中に
うずくまってるような気がした。
音が耳からだけやなく、
お腹に直接、足からも、脳天からも、
後ろからも入ってくるからだろう。

客席を観ると、みんな体が揺れている。
激しく踊ってる人もいるし、
我知らずな感じで少しだけ揺れてる人もいる。
面白いのはつるんで騒いでるのではなく、
みんなひとりひとり、自分の世界で
ひとりずつ音楽に向き合ってることだ。
友達同士で来てる人も、
隣の友だちを気にせず、
自分のやり方で音楽に対峙してる。
だから話し声は一切ない。
まあ爆音だからってのもあるけどね。

ベースラインがリフのように一定やのに、
それに絡む周りがどんどんヒートアップして行って、
最後は乱痴気騒ぎみたいになる曲が、
めっちゃかっこよかった。

ジョンソンのボーカル、フューチャーした
ちょっとゆったりめの曲。
けど要所要所は、やっぱり爆音。
もはや、爆音すら愛おしい。
あ、これ、ジョンソンが、自分のバンドでも
歌ってる曲かな?
アレンジがスペーシー過ぎて、
気がつかなかった!
ゆったりなとこからテンポアップして、
軽快な感じに。
ん?このドラマチックな変化、
まるでイエスやん!!

ラス前、なんかあの世界的グループの、
あの世界的名曲に似たコーラスを観客も一緒に熱唱!
♪〜ダーダッダ ダッダダッダー ダダダッダー ヘイ…〜
河端さんはアシッドマザーズテンプルが
オリジナルだと信じてはるらしいです(笑)

で、ラストの曲。
ワシ、昼間の投稿で
「ヘッドバンキングしたことない」
ゆーてましたが、舌の根も乾かぬうちに
ほぼやってたことを、ここに懺悔します。

アシッドマザーズテンプルのライブは、
やり切るので、アンコールなし。
これほどすごい音楽やってるのに、
「アホがアホのためにやってる音楽」と言い切る
河端さんが、ほんまに凛々しい。
その割り切りがあるから、世界中で
あれほど熱狂で迎えられるのだろう。
もっと日本で評価されるべきバンドだと思う。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA