ムジカジャポニカ13th激スペシャル!『ムジカで相撃ち〜ザ・たこさん×ふちがみとふなと』。

今日も行きたいライブが目白押しだったが、
組み合わせの妙に惹かれて、
二日連続ムジカジャポニカへ。
その組み合わせとは、
ザ・たこさんVSふちがみとふなと!
たぶんツーマンとしては、
初めてちゃうか?この組み合わせ。
ムジカならでは!やろなぁ。
ホームページで見た瞬間、
「おもろい!観たい!」となって、
これを選んでしまった。
ワシは何よりも直感を大事にしたいのである。

まずは、たこさんから。
一曲目はトヨタのCMにも使われた
「カッコイイから大丈夫」。
これこれ!このグルーヴ!あー!気持ちええ!!
初期衝動を失わないバンドって、
やっぱりたまらんわー。
理屈なく、ずっぷり浸るだけでいい。

けど、たこさんのそれは、ただの初期衝動だけではない。
それをしっかり表現するための確かなテクニック。
普通テクニック向上すると、
それをひけらかしたくなるもんやと思うけど、
そんなこと考えてもしないんだろう。
ひたすら初期衝動のスピードを速め、
質量をプラスさせるために使ってる感じ。
ある意味、非常に潔い。

そして、その初期衝動の音に、
客を乗せていく、エンターテイメント性も、
観る度に磨かれて行く。
見事な職人芸の域やと思う。

ラストの曲は、やはりコレ!
「となりの女風呂」。
入口近くにいたので、アンドーさんの入場から、
マントショーでの出入り、
近くで見られた。
近すぎてブレ気味だけど、
アンドーさんの、この真剣な顔、
阿呆らしいことやるのに、
ここまでマジなんやなあ!
とちょっと感動すら覚えたので、
ノーカットで、全部アップします。

さて、この熱狂にふちふなさんは、
どう出るんだろう、と思ったら、
「ヘブン」という静かな曲から始めた。
さすがです。
空気をサッとふちふな色に変えた。
色が変わっただけやない。
たぶん、ふちふなさんを知らないであろう、
たこさんのコアなファンまで、
意識が、サッとステージに向かったのがわかった。
これぞ、プロの技!

「愛さずにいられない」や「キゾタホテル」とか、
好きな曲が次々に聴けて、嬉しい。
どんどん、ふちふなワールドに引き込まれていく。

初めて聴いた、タバコ売りの少年の歌が
最高におもろかった。
この歌詞のような、じゅんこさんの
ユーモアセンスは、ほんま素晴らしい。

そして次の曲も好きな曲やった。「稜線」。
MCでゆーてはったけど、音で恐ろしいイメージを抱いてた
奥羽山脈を初めて見たとき、そのイメージの違いに
ビックリして作らはった曲らしい。
ワシも奥羽山脈、見たことあるかどうか
定かでないくらいの印象しかないが、
この曲から感じる奥羽山脈は、
優しく柔らかい稜線が続くイメージだった。

この辺でギアチェンジ?(笑)
じゅんこさん、グワーッと盛り上げて行き、
爆発するように「AKUU」の体文字ダンス。
観客煽って、元気玉集めるように声を集める。
観客もどんどん、あったまってくる。
たこさんとは全然違うけど、
それぞれに、それぞれらしい盛り上げ方。
船戸さんを責める歌「犬もくわない」で、
観客含め、会場のテンションがマックスに!

そして、とうとう!!
アンドーさんが、山口さんがステージに。
じゅんこさんの「足りない!」コールで、
岡内さん、吉永さん、マントショーのマント係の方
(すみません!何度もお話ししてるのに、名前忘れました!)
全員がステージに登る。
なのに、さらに足りないコール。
せい子さんまで呼ばれた!(笑)

曲ってわけではなく、リフを繰り返し、
じゅんこさんが指名した人が、
技を披露する感じ(笑)
ベースなしで登った岡内さんは口(くち)ベースを、
マントショーの方はラップで応戦。
せい子さんは、出演者へのお客さんへの感謝でうまくまとめた。

後半のものすごいテンションでじゅんこさん、
お疲れ気味だったけど、このライブで
アンコールなしは、ありえないやろう。
アンコールは、ふちふなの二人で、
なんとクィーンの「サムバディ・トゥ・ラブ」!
じゅんこさん、エネルギーを絞り出す!
我慢できなくなった山口さんが
ギターで加わる(笑)
のに、ふちふなの完成度にやられ、
ほぼ弾かず、エンディングで少し、
お茶を濁しただけに終わりました(笑)
あとで、何かと、言い訳してましたっけ。

ふちふなさんの動画を探したんやけど、
今日やった曲、あまり見つけられなかったんで、
ワシの「ふちふな、どパンク説」を裏付ける
ミチロウさんとドアーズやってる動画を。

終わってからは、魂抜かれてしまったようなじゅんこさんと
まったり話していた。
そこに、アンドーさんが来た。
ふちふなさんのライブにむちゃくちゃ刺激を受けたという話を
アンドーさんらしく熱く語っておられた。
そう言えば、岡内さんも、じゅんこさんに煽られて
練習もせず舞台で披露した
「くちベースに開眼しました!」と言って、
帰って行かれた。

京都在住のふちふなさんが帰られてからも、
アンドーさん、山口さんと、
「ふちふなさん観てたら、たこさんにも、
まだまだ伸び代あるって思った!」みたいな、
たこさんのこれからを話してはった。

これは、お二人だけの話やな、
と思った大人のワシは、二人を残して、
ムジカを出たのであった。

この組み合わせを思いつてくれたせい子さんに感謝。
帰り道には、もうすぐ満月の月が、
雲間から道を照らしていた。
ワシの満ち足りた気持ちを確かめるように。

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