田渕徹＆池間由布子＠ムジカジャポニカ。

14時半頃、沖縄ツアー終えて家に着く。
早速、荷物を片付けて、洗濯に取り掛かる。
几帳面なわけではない。
そうしないと寝てしまいそうだったからだ。
寝たくないわけがあった。
19時から、楽しみにしてたライブがあったのだ。
一度寝てしまうと爆睡してまいそうやし、
起きても体が動かないかもやし、
体動いても頭が音楽についていかないかもしれん。

それほど楽しみなライブを観に
ムジカジャポニカに行く。
まずは、せい子さんにお土産を渡す。

先攻は、おなじみ田渕徹くん、今日はソロで。
一曲目の「居候」から、ジーンと沁みてくる。

今日はしっとり始まったなあ。
二曲目もしっとりと「君が来てから」。

おおお！遠藤ミチロウさんの
「ジャストライクアボーイ」。
田渕くんが歌うの初めて聴く。
良くないわけがないけど、
こんなに良いとは！！
田渕くんの切ない声が、
この曲の持ってるキラキラした部分を
さらに磨き込んで行くようだった。
疑いもせず前に前に進んで行く少年が、そこにはいた。

お！田渕くんが作詞作曲して、
奇妙例太郎くんに提供した「エロい関係」。
また奇妙くんとは違った味で面白い。
田渕くんのは、ちょっと粘つく感じかな（笑）
いや、奇妙くんの爽やかな感じと比べると、ですよ。

次の「雲の中」は初めて聴くかも。
出だしから印象的なメロディと歌詞が一体になった
田渕くんらしい、曲やなあ。
田渕くんは、ほんと、
「この言葉は、このメロディに乗るために生まれてきた」と
思えるような曲を作る。

次の新曲「トーンダウンモード」？も、
まさに、そんな曲だった。
すごい曲に育つ気がした。

曲前のMCはようわからんかったけど（笑）
「君は僕の脅威」ってこれまた
初めて聴く曲だけど、軽快でええ曲やった。

「オーバーザレインボー」のカバーは、
しっとりと気持ち良い演奏で。
こんなカバー、
聴いたことない気がする。

これと、次に歌った歌が、
やばいくらい気持ちよくて、
思わず、寝てしまいそうな気分やった。

「平凡人ドンクライ」めっちゃ久しぶり。
一人でここまで盛り上げるんやなあ。
ソロライブ、盛り上げ方、上達してるんちゃう？

ラストは「その日だけの天使」。
これも好きな歌。

田渕くんのぎゅっと気持ち掴んで
気持ちええところにほり投げてしまうような音楽、
ワシ、やっぱり好きなんやなあ。

さあ、次は本日のお目当、池間由布子さん。
知ってから、何日間かは、YouTubeで、
ずっと追っかけまくったほど、
惚れ込んだ人のライブを、初めて観るのだ。
古いけど丁寧に手入れされてる
居心地のいい部屋のテーブルに
ドライフラワーと一緒に、
そっと置かれてるみたいな音楽。
心地よさが半端ないんですわ。

透明と言うよりは、少し曇りの入った
ガラスのコップのようにも思える音楽。
だけど、思ったよりブルージーな
曲もやらはるんやなあ。

何事も起こらないけど、
少しずつ心が豊かになって行く気がする。
満ち足りていることは間違いない。

ギターの音も、口から出る言葉も
ひとつひとつを大切にしてるのがわかる。
その音は、時に風になったり、
時に雨だれになったり。
ちゃんと自然の中から生まれ、
体温を持ってる音だ。

実は何回か、落ちてしまってた。
それがほんまに夢のように気持ち良い一瞬だった。

そんなきれいな音楽だが、
ステージの池間さんは、妙に色っぽい。
年配の男性ファンが多い、というのもこの辺かもしれない。

池間由布子さんは新ムジカ初登場らしい。
こんなきれいな音楽に、
十夢くんの書いた書き初めの文字が
恥ずかしくてたまらない。
十夢のやつめ！

池間さんに促されて、
田渕徹くん、コップを落として
割りながら登場（笑）

二人一緒に、これも田渕くんが
奇妙くんに提供した「君はセクシー」を。
田渕くんのメロディーは、ほんまに良い！
だから、歌の上手い人が歌うと
極上の音楽になる。
もちろん、奇妙くんバージョンも
田渕くんバージョンもええけど、
負けず劣らず池間さんバージョンも良かった。
これは音楽にも色っぽさが出てた。