新シリーズ、京都名建築巡り「駒井家住宅」。
新シリーズ始めました。
別に京都に限るつもりはないのですが、
今のところ、行きたい建物が京都に集中してるので、
とりあえず、このタイトルで始めます。
まずは、「駒井家住宅」。
昨日、京阪〜叡電と乗り継いで、行って来ました。
たまたま来た叡電の電車は「きらら」。
ペアシート、座りたかったなあ。
一人やったけど。
もうむちゃくちゃ久しぶりに茶山の駅で降りて、
白川疏水(哲学の道に流れてる疏水のだいぶ下流)沿いに歩きます。
天気予報、あまり良くなかったんやけど、ど晴天!
大文字山までくっきり見えてます。
ラッキー!
この道も、むっちゃ久しぶり!
昔、ガチャピンたちとタクシーで通ったのが、最後やったかなあ、
とか思いながら、暑すぎもしない道を、ゆらゆら歩きます。
と、この疏水沿いに駒井家住宅が見えて来ます。
ここは、駿河台の山の上ホテルや、四条大橋の東華菜館などを建てた、
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計の個人宅です。
前々から来たいと思ってて、来れてなかった場所のひとつです。
さあ入ろうとすると、入り口に「予約のみ」とあるではありませんか!
えええ!どこにも、そんなこと書いてなかったような!
ダメ元で、入ってみると「いいですよ!どうぞ」とお優しいお言葉。
遠慮なく入らせていただきます。
なんちゅー気持ちええ空間!
窓から見える新緑が気持ち良すぎです。
この季節に来てよかった!!
しかも、窓際の作り付けのソファーには座ってええということ!
もちろん座りました。
気持ちいい〜〜〜!
当たり前かもしれんけど、サンルームは、南に面してます。
ああ!ここに住みたい!それはできんでも一日、ここで、昼寝しながら過ごしたい。
玄関横の和室も素敵っす。
真ん中の畳が二つに割れてるのは、茶室としても使われたようで、
炉が切ってあるようです。
窓が二重になってるのは、
外から見ると洋風建築に見せるため、外側に洋窓、
でも、中は和室なので、その中に障子があるようです。
よう考えてある!
キッチンは、今も使ってるらしく、リフォームされてましたが、
作業台がええ味出してました。
玄関ホールから2階へ。
手すりの流れるような曲線が美しい。
2階の東南は奥様の部屋なのかな?
ここからは大文字が見えてたんやろな。
桐箪笥が埋込になってるのに、感動!
ちゃんと、この箪笥を入れること前提で、
設計してはったんや。
南西の書斎も光に溢れてました。
しかも、この部屋は、先ほど見てた白川疏水に面してます。
ここも、気持ちええ時間、過ごせそうやなあ。
庭も拝見できました。
建物を東南から。
一階の正面がサンルーム、その左が和室、
2階は右手が奥様の部屋、左手が書斎です。
これも気持ちよさそうな庭!!
庭にある温室は、さすが温室だけあって、ちょっと暑かったけど、
カフェになってたら、気持ちよさそうやなあ、思いました。
なぜか、温室入り口にお風呂がありました。
やっぱり、暖かいからなんやろか。
どっから観ても、気持ちええ庭です。
玄関ホールから外を観たり。
ほんま気持ちええ場所でした。
係の人と、しばらくお話もさせて頂きました。
2階の桐箪笥に感激したことを伝え、
「洋風と和風がうまくミックスされてるけど、
『どうだ!』て、これみよがしな感じじゃなくて、
ほんまに気持ちよく暮らしていくため、生活のための工夫なんですね」
と言うと、すごく喜んでいただけました。
「ヴォーリズ建築マップ」というのが置いてあったので、
買わせて頂きました。
なんか去り難い気がして、玄関先からもう一枚。
次の予定まで少し時間があったので、
周りをうろついてみました。
ああ、なんだか京都っぽい!
すぐ近くにある小林家住宅も名建築として有名らしいのですが、
一般公開してないようでした。