八重山モンキー@おぼらだれん。

ミチロウさんの訃報がショック過ぎた。
顔洗ったら、ミチロウさん思う。
しっこしたら、ミチロウさんなら、
こんなはみ出さんやろ、とか思ってる。
何もかもが、頭も心もミチロウさんでいっぱいで、
気がついたら頭の中に、ジャストライクアボーイが流れてて、
「今日は無理か」とも思ったけど、
ひとりでいると、もっと押しつぶされてしまう気がして、
道頓堀のおぼらだれんに八重山モンキーを
観に出かけることにした。
ヨシトくんなら、同じ思いを共有してるかもしれない、
と思ったのかもなあ。
そうだ、ワシは同じ気持ちのやつと、一緒に泣きたかったのかもしれない。

そう、今日は石垣島のヨシトくんと、きいやま商店のリョーサさんと、
やっしーさんの八重山モンキーのライブ。
八重山モンキーでライブ観るのは、
数年前のサンセットライブ以来やな。
ヨシトくんのソロは、去年の年末、
みつのんくんのライブのあと、ちらっとやってくれたな。
リョーサさんは、奈良のムジークフェストで観て以来?
福岡の芫は、呑んだだけやったから、多分そーやな。

一曲目から、エネルギーマックスのうねるグルーヴ、
ミチロウさんと固定資産税納金で憂鬱な気分を、
晴らしてくれそうな勢いや。

2〜3曲発散系で楽しく盛り上げといて、
ダニーボーイでしっとり小休止かと思ったら、
途中からあのメロディをアップテンポのドラム入りで(笑)!
やるなあ。
八重山でダニーボーイというと、山里勇吉さんのバージョンが
好きやったなあ。
探すけど、見つからんかった。
残念!!

あ、ヨシトくんが口(くち)トロンボーンやってる!
仲良しのみつのんくんの影響か(笑)
「遠くへ」って歌詞の曲、2人のハーモニーが生理的に気持ちよくて、
グッとなった。
あ、遠くへ行ったミチロウさんのこと、思い出してしまった。
そっか、無理に忘れることないよな。無理に追い出すことないよな。
ミチロウさんは、当たり前のように、
ワシの心のけっこう真ん中にいつも、いてるもん。

ヨシトくんがウクレレに持ち替えて始めた新曲は、
ケルティックと言うか、アイリッシュパンクな感じで
テンポよくて、ノリええ曲。
ダンサブルな曲で一部終了。
ちょっと平井正也くんの「最期の手紙に書いてあるから」って、
歌詞の曲を思い出した。ワシの好きな感じの曲だ。

二部は、3人ともちょいと長すぎる京太郎(チョンダラー)の帽子で登場。
アップテンポの楽しい曲のあと、このかっこに一番合わない曲、
ってことで「てぃんさぐの花」を(笑)
てぃんさぐの花のメロディに、
ヨシトくんのおばあさんが作った琉歌を乗せてやってくれた。
ええ歌やなあ!
ヨシトくんのおばあさん、すげえ!
母方のおばあさんやったら、その歌詠んだんが、山内ツル子さんかな?
※山内ツル子は、ヨシトくんが、石垣島でやってるバーの名前です。
大好きなおばあちゃんを忘れないために、バーにおばあの名前をつける、
よーできた孫です!ヨシトくん。

八重山モンキー、エンターテイメントをちゃんとやるバンドなんやけど、
肝心の音楽が、ど真中にがっしりあるとこが、頼もしいし、安心できるなあ。
沖縄のおじい、おばあの世代の音楽にもちゃんと敬意を払ってるとこが好き。
敬意を払ってるからこそ、そのまんまやるのではなく、
自分たちの音楽に翻訳する、そういう敬意の払い方もあるんやと思う。

ほんまに楽しいライブで、なんか鬱鬱としてた気持ちが
シャワー浴びたみたいに、スッとした。
ありがとう!リョーサさん、やっしーさん、ヨシト!

アンコールは、ラップで、
八重山モンキーの歴史みたいなことを、歌ってくれた。
誰にでもかもしれないけれど、
八重モンにも、やっぱり苦労の歴史があって、
その歴史も、あいつらが、歌わなくちゃいけない理由になってる。
知ってたはずだけど、改めて、それがわかったことが嬉しい。

アンコールでヨシトくん、ソロで「大きな輪」をやってくれた。
ヨシトくんの優しさとか思いとかいろんなもんが詰まった曲やな。
ラストの歌は「月の美しゃ(かいしゃ)」八重モンバージョン。
八重モン、会社立ち上げたらしく、
その会社名が「月の美しゃ」らしいです。
洒落もきいてて、八重山らしくて、えーやないすか。
曲は、めっちゃアップテンポで
原曲のイメージとはだいぶ違いましたが(笑)

「もう曲ないから!」ゆーのに、やまないダブルアンコール。
ほんまに曲がなかったらしく(笑)本日2回目の!!とゆーて、
あのアイリッシュパンクみたいな曲。
もういっぺん聴きたいと思ってたんで、良かったー。
そして、全員総立ち。ええライフでしたー。

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