田渕徹、工藤祐次郎@音凪。
今夜の音凪ライブ。
まずは田渕徹さん。
「くよくよするな」はオリジナルのディランよりも、
ワシは田渕さんバージョンに惚れる気がする。

「本心に帰ろう」は、田渕さんの声と、曲とが、
一番良い場所で、響き合ってる名曲だと思う。
良元優作さんが「あんな曲歌うな!」という、
「ヘイ!凡人クライ」も、すごくいい曲だと思う。
良元さんは「お前ならもっとええ曲歌えるやろ」という
エールを良元さんらしいやり方で田渕さんに伝えてるんだと思う。
バックで合わせる松永ケイゴさんのクラリネットは、
チビリそうなくらい絶品でした!
また、行きたいと思う気持ちいい演奏だった。
次は、工藤祐次郎さん。
偉そうな言い方になってしまうが、
のほほんとした音の中に、
まだ自分でも形になってない、
芯のようなものを感じた。

聞けば、まだ25歳。
ワシの息子でもおかしくない年だ。
25歳で、あんな曲が作れるってのは、羨ましい限りだ。
しかし、ディランにしても、クラプトンにしても、
「代表曲」「名曲」と呼ばれるものは、 大抵20代、30代で作ってるよなあ。
ああいう人には、やはり何かが降りて来て、
若いうちに名曲を作らせて、その後の時間で、
熟成させるような気がする。
であれば、今日聞いた工藤さんの曲は、20年後、30年後には、
たくさんの人が知ってる名曲になるのかもしれないなあ。
と、思う何かを感じさせてくれる、いいライブだった。
そして、工藤さんは「今日は高槻のおばちゃんちに泊まります。」 と帰って行った。
果たして、間に合ってるのだろうか。