ダブルヘッダー第二戦＠ムジカジャポニカ。

本日は、久しぶりのダブルヘッダー。
二戦目は、ムジカジャポニカ。

一戦目を途中抜けして、来るかどうか、
ちょっと迷ってたけど、
バケツドラムの志生太くんが、ワシの顔見て、
「あ！知ってる人来た！」みたいな感じで、
ニッコリしたのを見て、
「あー正解やった！」と思った。
もう親戚のおっちゃん気分ですわ。

志生太くん、バケツドラムとパンツとTシャツが一体化してる！
さすがナオユキさんの息子、
音感だけでなく、色彩感覚や、
デザイン感覚も、優れてる。
前に観たときより、音のキレが格段に良くなってる。
どんなに速叩きしても、音がひとつひとつ独立してる。
技も向上したんやろうけど、
バケツのことを、知り尽くしたんやろなって気がした。
同じバケツでも、少し傾けて、底を浮かしたり、
上に鍋やフライパン乗せて、違う音にしたり。　
音も飽きないし、観てても飽きない、
見応えあるエンターテイメントになってる。
楽しませて頂きました。
これからも、楽しみです！
動画は、ナオユキさんがあげてた物を拝借。

続いては、ジョンソンtsu。
ソロで観るのは、去年の沖縄以来かなあ。
相変わらず何言ってるのか分からん
ジョンソンtsu語でまくし立てる（笑）
分からんまま、笑わされてまう。
ギターはクラシカルで美しく、
ボーカルも繊細で、テクニカルで、
上等の技術の、極上の音楽なんだが、
なぜか笑かされてしまうんよなー。

おお！久しぶりの「民族旅館」！
イントロの口笛、ホーミーみたいに音がふたつ出てる！
またなんか新しい技術、開発しとる。

お！新曲？聴いたことない曲やけど、
マジきれいな曲で、聴き込んでしもうた。
裏声と普通の声のひとりデュエットも笑ろてもて、
ちょっと口惜しい（笑）

やった！今日、他のバンドで出るんで、
きっとやるやろ、思てた。
ドラムのワタンベと、バイオリンのアッコちゃんがステージに。
かんちゃんはいないけど、
ジョンソンtsuバンドの曲が聴ける！
あのオペラみたいな曲や！
やっぱりカッコええー！
ここんとこ、毎週のように、
アッコちゃんのき◯がいバイオリン、
聴いてるなあ。
いやあ！カッコ良かったー。
一曲だけでも、ほんま聴く値打ちあったわー！

で、次はジャンベの横沢さんと、
ドラムのワタンベの「打音のバラード」。
打楽器だけのユニットなんやけど、
今日は、イガキアッコちゃんがゲストで。
なんか完全インプロビジージョンでやるみたいで、
最初はワタンベ、カリンバ、
横沢さん、ボールやらなんやら打楽器にぶつけてる。
おもろくなりそう！！
ワタンベ、アフリカっぽいスキャット。
ますます期待！どーなるんやろう。

しばらくして、ワタンベ、ドラムセット、
横沢さん、ジャンベ他の打楽器の前、
という定位置に。
もちろんメロディーないけど、
やたらカッコええ！

お！アッコちゃん、出てきて、バイオリン弾き出す。
メロディーとか入るわけじゃなく、
混沌が形を変えて行く（笑）
混沌は混沌なんやけど、なんやグルーヴみたいなんは感じられて、
メロディーとかが発明される直前、て、もしかしたら、
こんな感じやったんかも？と思いました。

お！歌に進化して来たんか？
アッコちゃんの声がループステーションで重ねられ、
メロディーの原型みたいなもんが、できて来た。
なんか、これ、えらいことやってる気がして来た。

インプロビゼーションと言いつつ、
いくつか決まりや合図はあったんやろか？
確実に、ワシの気持ちは高まって行き、
最終的には、どっかに連れて行かれてしもた。
こりゃ、すげえユニットですわ！

動画、見つからなかったので、
まずは横沢さんの演奏を。
おお！泉さんとやってるんや！

ワタンベの演奏もえげつないので、ご覧ください。
イガキアキコさんとも一緒にやってる動画を。

で、トリはデグルチーニ。
赤いムジカに、さらに赤いライト、
怪しい夜の虫が、もぞもぞ動き始めた。
どんな形をしてるのか、
目の当たりにしたことはないので、
分からんけど、きっとおぞましい形をしてるに違いない。
だけど、強烈に蠱惑的で、魅力ある虫なんやろう。
目的もなく誘蛾灯を目指す蛾のように、
ワシは、意味もわからず、デグルチーニに惹きつけられる。

デグルチーニさんの音楽、全体としては、
めっちゃヨーロピアンなムードなんやけど、
ギターだけに絞って聴くと、
意外とアメリカっぽい気もする。

ライブハウスにいるって言うより、
美術館のインスタレーションに、
心の準備なく、知らん間に巻き込まれたような気になる。

地面を這ってるような気分と、
低いところだけど、中空を漂ってるような気分とを、
同時に味わっていた。