ムジカの夜からこんにちは〜石橋英子×Colloid。

明けてからだいぶ経つが、
ようやくムジカでせい子さんに新年の挨拶ができた。
ワシ的には、今年初ののムジカライブ。

今日は、まずムチャクチャ久しぶりの石橋英子さんから。
フルートやピアノをループステーションで
コラージュするような音楽は、
心の奥深いところ、もしかしたら裏側に語りかけるようで、
優しいような、見透かされて、ちょっと怖いような気分になる。
声がまた美しく、音楽全体は、なんだか天上の響きのよう。

今日は、ソファー席に座ってたんで、もたれながら聴いてると、
「召される途中?」と思うくらい心地よく、
何度か落ちたり、戻ったり。
たいそう美しい彼岸の景色、観せてもろた気になりました。

まだあるんやろうか。沖縄市の繁華街を少し外れたカフェで、
雨宿りしてたら、微睡んでしまって、
いつの間にか、雨が上がって、日差しが差し込み、
その日差しが顔に当たって目が覚めて、
そんときに石橋英子さんがかかってて、
たまらなく気持ち良かったことあったなあ。

おお!珍しい!石橋英子さんのラップ!
ピアノの弾き語りで(笑)
確かにラップだけど、なんかのんびり、ほのぼの、
間延びしてて、ええ感じでした。

ラストの曲は「ガスタンク」。
この曲、コンパクトで石橋英子さんらしさが、
わかりやすい曲やと思ったけど、
動画見つからなかったんで、
別の有名なやつを。

https://youtu.be/P-3KcdfJhII

今日は、満員御礼。
途中で酒買いに行けなかったので、
休憩のときに行く。
お!年明けて、周年祝いのもらい酒、
解禁になってる!
「明るい農村」に「農家の嫁」に「天使の誘惑」
「泡波」まである!
「泡波はいくらで?」と聞くと、
ドリンクチケットでOKやったんで、
もちろん頼む。せっかくなんでロックで。
ちなみに金だと500円らしいです。
たぶん、今現在日本での泡波最低価格やないやろか。

そして、2組目はコロイド。
関西が世界に誇るご婦人バンド!!
よう子ちゃん、アッコちゃんは、
昨日のエチオピアジアに続いて、二日連続や。

笑いどころがあるのかないのか、
ゆる〜いオープニングMCに続く、
スリリングで映画を観てるようにドラマチックな
イヌイットの曲、「クインニク」。
慣れ親しんだコロイドらしい展開。
2020もコロイド快調のようです(笑)

ヒロちゃんが次の春の曲に繋がるMCを始めたのに、
その話が、あちこちに迷走するご婦人トーク(笑)
あー冬の曲でも、春の曲でも、
コロイドの音楽には、命を感じるなあ。
人間の、だけやなく、動物のだけでもなく、
植物を含めただけでもなく、
大地も空も山も海も、地球そのものが
生きてることを、ご婦人たちは感じて、
歌っておられるのでしょう。
奏でておられるのでしょう。

そして、それを聴くワシらは、
自分が生きてることを改めて思い出して、
いつか終わる生きてる日々の輝きの大切さに、
思い至るんやと思いました。

アカペラの沖縄のサンゴの歌「プクプク」、初めて聴く。
サンゴ目線の歌(笑)、発想もおもろいし、
口を指でプルプルさせて、サンゴのあぶくの声っぽく
歌うのも面白かったけど、曲もめっちゃ良かった。
ちゃんとサンゴたち、沖縄音階であぶく出してた。
これは、辺野古の殺されていくサンゴたちを思って
歌った曲らしい。
やはり、コロイドは命を歌う。
人間たちの駆け引きで、理不尽に殺されていく
サンゴたちの命を歌に救い上げていく。
せめてもの弔いなのかもしれない。
願わくば、これ以上、サンゴの殺されぬことを。

冬、春、夏と来て、秋の歌。
この秋の歌も初めて聴くのかな?
確かに音色に秋の実りを感じる。
秋でなくても、豊かなコロイドの音楽が、
さらにタワワに実ってる。
コロイド、どんどん成長するなあ。
終わってから話してたときに石橋英子さんが、
「コロイドの音楽には『豊作』への祈りを感じる」と
言ってはった。
わかる。名言やと思う。

次の曲「夕暮れ」のエンディング、
コントラバスとバイオリンの弓競演が
素晴らしくて、ちょっとうっとりした。
やってんの、あずみちゃんとアッコちゃんやのに(笑)
あ、あずみちゃんとアッコちゃんやからか、
失言、すんません!
…だったら、消せよ(笑)

ラストの曲は、やはり「夜の舟」。
奄美の言葉や曲調が皮膚から内臓まで
沁みて来るようだ。
聴いてるうちに、曲の展開に合わせて、
テンションが上がる。
この曲のメロディ、展開、歌、演奏、聴くたびに、
「やっぱりコロイドはすげえなあ!」と思う。
ただのかしましいご婦人たちってだけではないのだ(笑)

いやあ、今日も良かった!
そしてヒロちゃん、今日は、いつになくMC快調でした。

アンコールは「森のうた」。
これの手拍子部分、いつ聴いてもゾワゾワする。
カッコええ。

コロイド、ほんま、海外の音楽祭とか行っても、
絶対評判になると思うなあ。
誰か、道つけてくれへんかなあ。

池田さんは、用事で早く帰ったけど、
石橋英子さん、あずみちゃん、よう子ちゃん、
ヒロちゃん、アッコちゃんと、
日付の変わる頃まで、話してるのを、
横で聴かせてもらってた。
ほんまに海外でも、どんどん活躍してる
石橋英子さんが、コロイドの音楽を、
すごく気に入ってくれはったみたいで、
なんか自分のことのように嬉しくなってしまった。

余談ですが、本日、客席には中村佳穂さんもいてはりました。
終演後、ヒロちゃんがなにごとか、一生懸命相談してました。
ずいぶん年下やのに(笑)

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