日本に、遺言ふたつ。
その1:福島菊次郎さんの遺言。
「水に流す」のは日本の伝統ではあるが、
反面、嫌なこと、見たくない事実、都合の悪いことは
「なかったこと」にしてしまうことに繋がってはいまいか。
原爆資料館の展示を変えようが、みのもんたを番組から追放しようと、
事実は、事実。
そこから学ぶ姿勢が大切だと思う。
その2:福島第1で被災した元作業員の遺言。
言霊の国、日本では、痛々しい事実より耳障りの良い言葉の方が効力があるのか。
こういう生々しい事実より、論拠のない「安全宣言」を
受け入れたがる人のどれだけ多いことか。