鈴木常吉「海の見える坂」。

うだるように暑い日盛りの坂道、
普段は人通りの多い道なのに、
なぜか、誰もいない。

白痴のように、ただ太陽が注いでいる。
なぜか、突然亡父を思いだし流した涙が、
暑さに負けて、頬の途中で消えてしまう。

そんな風景を思いながら、鈴木常吉さんの「海の見える坂」を
いつも聴いている。

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