蕎麦屋「ひ乃清」で鈴木常吉さんのライブを聴く。

夕暮れ、蕎麦屋、電車の音、鈴木常吉。
孤独だが幸せだ。

今日の「注射器」は、なんかすごかった!
パンク、じゃないな、ブルースでもないな。
形容がわからないけど、見たことのない激しさ。
ろくでもなさが、とんでもないレベルだった。
♪〜俺の注射器の針が錆びちゃった〜
歌詞もろくでもないが。

「私の知らない父と、
父の知らない私が、
坂の途中ですれ違う」というコピーを昔書いた。
ワシの今でも好きなコピー。
それを見た鈴木常吉さんが昔「これで一曲作れるよ」と言って下さった。
「海の見える坂」という曲に「父さん、ここはあなたの歩いた道ですか」という歌詞がある。
勝手に自分の曲だと思うことにした。
しかもこの曲、作曲は良元優作さん。
優作さんのCDにも「マイ・ホーム」というタイトルで収録されてる。
一曲、ワシの曲だと思うことで、ワシは敬愛する二人に曲を作ってもらった気分になれる。
お得。

は!そうか!「目が覚めた」は生きてるってことを
無自覚に喜んでる歌なんか。
いつか目の覚めない朝が来る。
とりあえず今日は目が覚めた。
何をしてても、とりあえず目が覚めたのだ。
鈴木常吉さんのライブ、50回は見てるのに、初めて気がついた。

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