音楽と「間」。

「間」。
いい音楽には必ず間がある。
自分の前にだけでなく、後ろにも広がる空間。
後ろだけでなく、前にも続く時間。

それが組み合わさって広がりや深みが生まれる。

その「間」は大きければいいというわけではなく、
小さな部屋の中にも前の空間、上の空間、後ろの空間があったり、
今日と昨日との短い時間にも、決して混じらない時間があったりする。

そして、いい音楽には、必ず
「人」と「人」の「間」、
人間というものが存在している。

と言うか、いい悪いに関わらず、
音楽は、人間というものがなくては
成り立たないもんなんだと思う。

人間というものが、感じられれば、狭い空間でも、短い時間でも、
いい音楽は成り立つと思う。

でも、こんなでっかい広がりを聞かされると、
「あ~~やっぱりこの方面ではアメリカには敵わないなあ」と思ったりもする。

まあ、勝負しても仕方ないのかもしれない。
アメリカと日本で、人間も空間も時間も、
持ってる間が違うのだろう。
比べても仕方ない。
音楽に限らず表現はすべて、
自分の「間」でするべきものなのかもしれない。
(20210213追記)

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