マルチーズロックな日々。二日目。

シン・ムジカ、初体験のモリト、入るなり「ムジカじゃん」!
やろ!(笑)
赤の好きなモリト、シン・ムジカが前の通り、赤い店だったのでが、
嬉しかったようで、本番MCでも言ってた(笑)。
今日のPAは、ジョンソン・ツ!
前回のジョンソン・ツ・バンド沖縄ツアのときは、
モリトのお店で、ホールズさんがPAやったので、
そのお返しみたいな感じかな。

今回、ワシは一番緊張したのは、この日かもしれない。
昨日のカニコーセンくんは、ホールズさんから「やってみたい」と
プロポーズがあったのだが、
今日の岩佐良ターボーは、まったくのワシの提案。
モリトもホールズさんん聴いたことないはず。
もちろん、自信を持って、推薦した大阪の秘密兵器やけど、
気に入ってもらえるかな?

ターボー、イントロが聴こえて来た瞬間、ゾクっとした。
「ピーポー・ゲット・レディー」やんか!!
ワシの大好きな歌や。ターボー、やっぱりええ声やなあ。
耳よりお腹にズドン!と響く感じ。めっちゃかっこええ。

「どんだけ転がんねん」からは、ターボー・ナンバー。
ギター、めっちゃ上手くなってるなあ。音がクリアで美しい。
ボーカルの毛だるい空気感がさらにモヤッと浮かび上がる。
しばらく聴けてなかったが、めっちゃ良くなってるわ!

乾いてるのに、もやってる。こんな歌、ほかにちょっと思いつかない。
荒削りなとこもあるけど、目指す頂の高さは凄く感じられる。
前からターボーの音楽聴くと、メキシコあたり、
中米の風景が浮かぶと思ってたが、歌詞を聴くと、
南米の文学みたいな気がして来た。
ガルシア・マルケスとかあたりの、なんか呪文のような言葉の感じ。
面白い。
友だちに言われて気づいたけど、音楽で敢えてイメージ近いのは、ドアーズかもしれん。
あのモヤッとした浮遊感ってとこ。

ターボーの演奏中、モリトがワシの前を通った。
ワシの目を見て親指を突き出す。
良かった!気に入ってくれた。
終演後やけど、ホールズさんとターボーがギター談議してた。
やった!!二人とも気にってくれた。
肩の荷がすっと降りた。

ターボーはプロモーションビデオも自分で作ったという「守護霊不在」を。

あ、ムニエルズの動画も観て欲しい人たくさんいるんで、
上げときます。この日もやった「どんだけ転がんねん」を。

この日も、コロナ何するものぞ!とたくさんの観客が来てくれた。
なかには、二日連続で来てくれた人もいる。

ほんまに嬉しいなあ!
人が集まったってことより、マルチーズロック を、ターボーを
みんなに聴いてもらえることが嬉しいのだ。

マルチーズロックも最初から、ガツンと来た。
昨日より激しい感じがするのは、
音に気兼ねのないライブハウスだからか。

ホールズさんのギターが気が触れてるみたいでかっこ良すぎる!
モリトの声は、ワシを即座に那覇の栄町に連れて行く。
強烈に栄町で酔いどれたくなる。

ギター二本でのマルチーズロックは今回初めてやけど、
二人の演奏スタイルが全然違うから別の楽器みたいに思える。

モリト、やっぱり赤が似合うなあ。
まるで、モリトのために用意したようなステージ。

ヒヤミカチ節の歌詞を盛り込んだ曲、すんごい緊張感。
かっこいい。パンクと言うか、フリージャズのようにも思える。
唐突やけど、三上寛さんを思い出す。
音が似てるとか、そんなんやなく、
音との向き合い方に共通するところがあるのかもしれない。

曲によってはポストパンクみたいに思えるのは、
ホールズさんのニューウェーブ好きな部分なんかもしれんな。

ホールズさん休憩して、モリトひとりでやり出したのは、
遠藤ミチロウさんの「カノン」。
こんなしゃがれた声が、美しく聴こえるのはなぜなんやろう。
後半ホールズさん入ってきたとこで、ワシの中の何かが爆発して、涙が溢れる。
ミチロウさんを思ったのか、この演奏の美しさなのか、
橋の下を思ったのかは、わからなかった。

最後はなんか曲調変わって、
ハッピーな感じで終わってくれた。
もちろんアンコール。おおお!「ダウンタウンパレード」が聴けた!!
タテさんと一緒やないとやらんと思ってたから、めっちゃ嬉しい。
ラスト「素晴らしきこの世界」も嬉しかったなあ。
ほんと、こんなライブ、お手伝いできて、幸せですわー。

マルチーズの動画、今日は、やはり「ダウンタウンパレード」で。
ここに引用されて箆柄暦(ぴらつかごよみ)の解説が素晴らしい。
はぎのさんが書いたのかな?
ワシも引用させてもらいます。
『「ダウンタウンパレード」には「悲しみの行進はここから始まったけれど」という歌詞があるが、栄町市場はかつて「ひめゆり学徒隊」で知られる女学校の学舎があった場所である。そのことを頭の片隅に置いて聴けば、随所でもりとが沖縄の過去・現在・未来について歌っていることに気づくだろう。今の沖縄に生きていれば、誰の心にも湧き出すだろう複雑な感情を、ときに寓話的に、ときにストレートな表現で描いているのだ。』

さてさて、今回のワシの仕事は、ここまで。
すっかり安心して開放モードに入ってしまった。
ジョンソンも混じって、沖縄話やら、いろんな話に花が咲く。
タイミングよく、急用で抜けてたせい子ちゃんも帰って来た。
モリトが「橋本亮介さんちで家飲みしよう!」と言い出す。
おおお!そんなに気に入ってもらったのか。嬉しい!

無理やりターボーも誘い、わあわあ、言いながら、うちに来て、
モリトやターボーがコンビニで買って来てくれたつまみと酒で、
二日目もワシ、泥酔にて終了。
ターボー、風邪ひかんかったかなあ。
すまん!

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