良元優作、多久和千絵with船戸宏博史@流流

お天気のいい休日の昼下がり、
チンチン電車の走る道から少し入った
住宅街の中の可愛らしいお店「流流(るる)」で、
良元優作さんライブ。

今日は白いシャツに白いストラト、
珍しく立ち姿で始まった。
初夏らしい出で立ちやなあ。
座ってアコースティックに持ち替えて「ペンノレ」。
今日はなんだかゆっくり動き出して、
徐々に体に血を巡らせてるような感じ。
ペンノレの途中から、
熱が全身に伝って、
覚醒したように激しくなった。
ええライブになる予感。

今日はMCも少なめ、
淡々と自分を確かめるように歌っている。
昨日に続いて「青い鳥」。
なんか昨日も少し感じたんやけど、
優作さんの中で、何か変化が
起こり始めてる気がする。
変化というより、進化か。
常に変化し続けてるのが、
優作さんの特徴だが、
それとは違う、何か精神的な変化なのか。
ただのワシの気のせいかもしれないが、
それをじっくり、しっかり、
見守り続けたいと思う。
「月と金星」を聴いてると、
歌詞に登場する
こないだ行った「真面(まとも)」の
マスターの顔が浮かんで来て、
屈託のない満面の笑顔が浮かんで来て、
にんまりしてしまった。
ラストは「春の虹」。
昼間から幸せな気分だ。

そして、初めてライブを観る
出雲の多久和千絵さん。
去年、米子に行ったとき、
確か、ピコさんの車の中で流れてて、
すごく気になって、とんちピクルスさんに
「誰ですか?」と聞いた人なので、
すごく楽しみにしてたのだ。

しかも今日はウッドベースの船戸さんとのデュオ。
ゆったりとしたテンポで、
柔らかく透き通った声、
初夏の海で波に揺られてるような気分だ。
なんか子守唄聴いてるみたいやなーと
ええ気分になってたら、
ほんまにオリジナルで作ったという
子守唄をやってくれた。
インストだけど揺かごで揺られてる気分で
気持ちよかった。
船戸さんの深いコントラバスの音、
改めてすげーなーと思った。
軽快で楽しい「シマネヤ眼鏡店」は、
出雲大社に繋がる神門通りに、
実際にあるお店らしい。

「雨降りお月さん」のカバーは
大正か昭和か、という香り漂う
ロマンチックな演奏。
気になる船戸さんTシャツ、
今日空飛ぶ豚で「美豚」のロゴ(笑)
「ビトン」と読ませるのか、
マントがヴィトン柄になってるのか。
後で確認したら、ほんまにそうでした(笑)

そして良元優作さんも加わる。
一曲目のイントロを演奏し始めたとき、
机かなにかがガタンと倒れる。
優作さん「ゆうれいって曲やから」。
うまい!
「ジロージロジロージロ」のとこで、
多久和さんがハモる。
こりゃ気持ちええ!
多久和さんのピアノも良かったけど、
この曲、ベースが入ると、
こんなに深みが増すのか!!
船戸さん、やっぱすごいや。

優作さんにも「帰り道」って
曲あるんやけど、
たまたま多久和さんにも
「帰り道」ってタイトルの曲があって、
今日は多久和さんバージョンの「帰り道」。
これも良かったなあ。

昼間らしい、ええライブでした。

流流は、二階がギャラリーになってて、
こじんまりといい場所ですが、
残念ながら5月6日で、閉店らしいです。
明日は長野友美さんがオリジナル曲を
全部やるマラソンライブらしいです。
流流に来る最後のチャンスかもしれません。
皆さん、是非!!

帰りは、とぼとぼ歩いて、
阪堺電車の松虫駅に。
歩けない距離じゃないんだけど、
チンチン電車好きとしては、
やっぱり乗っておきたい。
チンチン電車あるし、
電車から見える商店街もええし、
住んでみたくなる町やなあ。

駅前に「ゆうなぎ」という店があって、
そう言えば「夕凪」のボーカル、
せい子さんのムジカジャポニカは、
本日、移転オープンやな!
とか思いながら、帰ったのでありました。

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