萩原朔太郎 作詞、世田谷ピンポンズ 作曲「陽春」。

これ、好きやなあ!
とても、101年前の大正時代に書かれた詩やとは思えんなあ。
この春に、誰か、すごい詩人が書いた、と言われても信じてまいそう。
萩原朔太郎すげえ!
そして、これに、ちょっと古風なフォークソングにも聴こえるけど、
じっくり聴けば「今の歌やなあ」と思えるメロディーをつけ、
演奏して歌ってる世田谷ピンポンズさんもすげえ!
ああ、聴きたくなってきた!
スケジュール調べようっと!

あんまり詩が良かったので、
文字でもご覧ください。

【陽春】詩:萩原朔太郎 曲:世田谷ピンポンズ

ああ、春は遠くからけぶつて來る、
ぽつくりふくらんだ柳の芽のしたに、
やさしいくちびるをさしよせ、
をとめのくちづけを吸ひこみたさに、
春は遠くからごむ輪のくるまにのつて來る。
ぼんやりした景色のなかで、
白いくるまやさんの足はいそげども、
ゆくゆく車輪がさかさにまわり、
しだいに梶棒が地面をはなれ出し、
おまけにお客さまの腰がへんにふらふらとして、
これではとてもあぶなさうなと、
とんでもない時に春がまつしろの欠伸をする。

全部ええけど、ワシ的には、
最初の一行と、最後の一行が、素晴らしいと思う。

6年前、萩原朔太郎さんの詩に、
世田谷ピンポンズさんが曲つけた「陽春」に感動。
朔太郎さんの詩の、時代を超えた今っぽさ、
その詩に、昔の気配を感じさせつつ、
古臭くない曲をつけた世田谷ピンポンズさん、
両方、すごいと思いました。
(20240512記)

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