鈴木常吉さん関連フライヤー集。

6年前まで、鈴木常吉さんの関西方面ツアーのフライヤーを作らせて頂いてました。
この機会にまとめておこうと思います。
元のデータもなく、家にスキャナーもないので、とりあえず、スマホのカメラで撮影したものをアップします。
スキャンしたりして、もっときちんとした状態で、見て頂けるようになったら、
順次差し替えていきます。

2007年8月3日〜5日「西方へ」。

初めて作らせて頂いたフライヤーです。
泉邦宏さんとの二人ツアーでした。
三箇所のうち、初日の「地酒のみつ」は、
お店の手配なども手伝わせて頂きました。

コピーワシ、デザイン、田淵稔さん。

常さん、泉さんがうちに宿泊して、
ワシが起きてたら勝手に冷蔵庫からビール出して飲んでて、
「橋本くんも飲む?」と聞かれたのは、この時でした。

あれから13年も経つのか。
いまや「みつ」のマスターも彼岸に逝かれました。
時間は、平等に残酷です。

2009年1月30日〜2月1日「陽はまた沈む」ハツハルイチニンコウ(新春一人行)。

確か「桑本さんの写真を使って、作って」というオーダーだったと思います。
その桑本さんの写真が素晴らしくて、写真見た瞬間に、このフレーズが浮かんだという記憶があります。
デザインは、やはり田淵稔さん。
田淵稔さんが桑本正士さんと旧知の間柄だったらしく、
常さんのおかげで、再会できたと喜んでいました。
意図的ではないでしょうが、いろんな縁を紡いでくれる人でした。

2009年8月28日〜30日「む者の旅」。

今回はコピーは常さん本人です。
各地の敬愛するミュージシャンとお手合わせをお願いする。
というような気持ちだったようです。

名古屋では、いとうたかおさん、京都ではオクノ修さん、
大阪では良元優作さんとタイバンしました。

たぶん、この時が、良元優作さんとの初対バンではなかったか、と思います。
親子ほども歳の違う二人は妙に馬が合い、音楽としても尊敬しあって、
のちに「しゃぼん玉レコード」という常さんの自主レーベルで、
レーベルメイトとして、組むことになります。

デザインは、やはり田淵稔さん。
ワシは、スペックをまとめたり、対バンの方のプロフィールを書いたりさせて頂きました。

2010年4月2日〜4月6日「常夜食堂」。

前の年に「深夜食堂」のオープニング曲に「思ひで」が採用され、
にわかに知名度が上がった時期でした。
ツアータイトル案、3案ほど出しました。
「ちょっとあからさまかな?」と思って、オススメは他の案にしたのですが、
ちょっと照れ臭そうな電話の声で「今回は、便乗しちゃおうぜ!」とおっしゃって、
この案に決まりました。

イラストは、漫画「深夜食堂」の作者、安倍夜郎さんが描いて、常さんに
「自由に使ってください」と言われたものを使わせて頂きました。
デザインは、やはり田淵稔さん。
この田淵さんこそが、CMプロダクション時代の安倍さんと仕事仲間で、
安倍さんに、常さんの音楽を紹介した人です。
田淵さん通じて、常さんと安倍さんも仲良くなり、
常さん、深夜食堂に登場したり、「望郷」に安倍さんが、深夜食堂の
マスターの代筆として言葉を寄せてくれたりするようになりました。

ちなみに、このツアーは最終日以外、関島岳郎さんと回ってて、
初日は、良元優作さん、中島直樹さんのコンビとの対バン、
5日の拾得はゲストとしてオクノ修さんが出演されました。

2012年1月13日「夜空に消えたしゃぼん玉」。

これは、例外的に、東京の新宿ゴールデン街劇場でのライブで、
同じく、「深夜食堂」に音楽が使われてる福原希己江さんとの対バンでした。
関島岳郎さん、中尾勘二さんの強力サポートです。

このフライヤーも、安倍夜郎さんイラストで、田淵稔さんデザインです。
コピーは鈴木常吉さんのはずなので、ワシが何をしたか、全く思い出せないです。

この時、すでに「しゃぼん玉レコード」が動き始めていたので、
このタイトルになったのだと思います。

2012年8月30日〜9月4日「若い奴で、長生きしてる奴はいねぇヨ」。

ツアータイトルと言うか、なんと言うか。。
酔っ払った常さんが言った言葉が、あまりにおもろかったので、
そのまま使わせて頂きました。

この中の9月1日は「わをん」のレコ発ライブで、わをん、踊ろうマチルダさんと
ムジカジャポニカで対バンしてます。
確か「ベルギー式アコーディオンの襲撃」て副題のついたイベントで、
ベルギー式アコーディオンを弾く好きなミュージシャンをわをんの國木まちこが
口説き落として、常さんも出演となったイベントだと思います。
たぶん、これが常さんのムジカ初出演だと思います。

この手の組み方がいかにも常さんで、なんかちょっと泣きそうになります。
写真もデザインも田淵稔さん。

2013年11月22日〜26日「馬鹿野郎と言う直前か、言った直後か。どっちか。」。

これも、ツアータイトルと言うより、キャッチフレーズですね。
これも写真・デザインとも、田淵稔さんなのですが、
「なんか顔見せるフライヤー、飽きたねえ」
「顔見えてなくても、常さんってわかるフライヤーにしようか」
みたいなことを話して、このビジュアル、このコピーになった気がします。

この頃になると、フライヤー制作と、常さんの宿泊所提供が、
ツアーの時のワシの仕事になってた気がします。

2014年1月14日 新春しゃぼん玉エレジー「常さんと優作くん」。

これは、割と急に決まった良元優作さんとのガッツリ・ツーマンライブのフライヤーです。
確か、「浮かぶ海峡」の撮影も兼ねた、これの前回のツアー、桑本さんも同行してたので、
その時、優作さんの地元、生野を優作さんに案内してもらった時に撮った写真だと思います。

これにつけたフレーズ「ぼくらが生きてる時代に、この二人が出会ってくれたことを
誰に感謝すればいいのですか。」というフレーズが、
常吉さん亡くなってから、何度も胸に浮かびました。

この二人の掛け値なしの笑顔を見るたびに、このフレーズ入れておいて良かった!と思います。
ワシの一番好きなフライヤーです。
デザインは、やはり田淵稔さん。

おまけで、アウトテイク、というか、使わなかった写真も。
この写真も好きです。桑本さんの、人間が浮き出てくるような写真、素晴らしいです。
ちなみに使わなかった理由「なんか俺、人さらいみたいじゃん」だったと思います。

2014年8月22日「しゃぼん玉ジャンボリー」。

これが「しゃぼん玉感謝祭」に繋がる全しゃぼん玉関連ミュージシャン集合のイベント、第一回目です。
常さん、AZUMIさん、優作さんのしゃぼん玉から作品を出してる3人に、
田渕徹くん、カニコーセンくんのゲスト加えた、総勢五名の豪華なライブでした。

この時は、常さんのプロデュースしたAZUMIさんのアルバム「夜なし」と、
常さんのDVD「浮かぶ海峡」、ミニアルバムの「雨」の発売記念を兼ねてたのですが、
確か、どれかひとつ間に合わなかったと思います。
なんてレコ発ライブなんや(笑)

この時は、フライヤーも優作さん仕切りだったので、デザインは水田十夢くん。
コピーは、やっぱり肝入りのイベントだったので、
常さん自身じゃないと書けないでしょうってことで、
常さんがしゃぼん玉と名付けた謂れを込めて、書いてもらいました。
ワシは裏面のプロフィールの一部などを書かせて頂きました。

今のところ、手元に残ってるのは、以上です。
他にも、足の骨を折った常さんの写真をメインビジュアルにしたものとか、
あと何点か、あったはずなのですが、ちょっと見つかりません。
見つけ次第、加えて行くことにします。

おまけ。

しゃぼん玉レコード九州支社で、手島裕司さんが書いたコピーのフライヤーが、
なぜか、これだけデータでありましたので、付け加えておきます。
このコピーが一番いい気がする。
口惜しいです。

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