ポンプマンブラザーズ(アンチェイン梶&フクリン)、ROIKI、ザ・ナッツ@アガッタ。

金曜はアガッタ フライデーライブ。
この日は前から見たかった人が、二人も見られるので、
ワクワクしながら、アガッタに向かった。

まず一人目はポンプマンブラザーズ。
アンチェイン梶さんとターボー&ムニエルズの福りんのコンビ。
アンチェイン梶さんは7戦6敗1引き分けと、一度も勝てなかった元ボクサー。
JOKEでアンチェインさんのドキュメンタリー映画(音楽はソウルフラワーユニオン)観てから、
ずっと聴いてみたかった人だ。
もううまいとか下手とか関係なく、
のたうちまわる人生そのものを形にしたら歌になったって感じで、
誰がなんと言おうとすごい音楽やと思った。

ボーカルは本人全然意識してないやろうけど、
一周回って、ジョイディビジョンのイアン・カーティスやルー・リードに似てる気がした。
低く伸びる声はときどきホーミーのようにも聴こえる。
福りんのサポートはさすが!コーラスも梶さんの低い声と福りんの高い声が対称的で面白い。
「世の中捨てたもんだらけ」って歌詞は、なんか響いたなー。
お!間奏に福りんが「サンデー・モーニング」挟んできた!
やっぱり福りんもルーリードと似てると思ってたのか。
ラストはまさしく自分の半生を歌った「寸足らずの男」。
あーこの人が歌ってるのは、まさしくブルーズなんやなあ。

もうひとつ楽しみにしてたのはROIKIさん。
いきなりずぶとい「スイートホームシカゴ」で、ガッと掴まれる。
原語で歌っても、日本語で歌っても、完璧なまでのデルタブルース。

どちらかと言うと乾いた感じがしてワシの好きな感じや。
聞けば御出身は高知だそうな。ROIKIさんと言い、藤島晃一さんと言い、
高知はワン&オンリーのブルースメンが生まれやすい土地柄なのか。
ブルーズの音が大阪とは違う。完全にデルタ方向を向いてる。
それは、ROIKIさんと藤島さんに共通してる気がした。
もしかしたら太平洋挟んでアメリカからブルーズの風が直接吹いてくるのだろうか。
声もギターも、ときどきロバート・ジョンソンが降りて来たのか、と思ったりした。
ここまでノリの気持ちいいデルタブルース、生で聴けたのは、嬉しいなー。
最後に河原町のジュリーの歌、歌ってくれたのは、めっちゃ嬉しかったなー。(ローザのとは、もちろん別の歌)

トリは「ザ・ナッツ」。
今日はギターのトビナッツさん、クラリネットのケーゴ、ウォッシュボードのじゅんじゅんの3人で。
重量級二組のあとでは、このラグタイムっぽい、ゆるくて軽いノリが、気持ちええなあ。
ええ流れや。それにしてもケーゴのクラリネット久しぶり。
いろんなバンドでやっててバンドのタイプはバラバラなのに、
どのバンドでも、そのバンドになじんでて、確実に色をひとつ増やしてる、
それでいてケーゴらしい、ケーゴでしかない音なのが、すごいと思う。
ほんま達者な3人で、めっちゃ楽しませてくれる。
なんとなく、ミシシッピのお祭かサーカスにでも行って、大道芸見てる気分。
もちろん、行ったことはないのだが。

おー!今日はスペシャル編成!ギターの福りんと、鍵盤のイワイさん加わって五人編成に!
けど、ゆるいノリはそのままに(笑)
けど、そこかしこに漂う本物感。ゆるくて本物、ええやないすか!

ライブ後は、ケーゴの奥さん、武田くんと盛り上がったり、
イワイさんがサエツちゃんの相方さんと聞いて、驚いたり。
楽しく泥酔させて頂きました~。

で、金曜日の結論。『味付け海苔のカツはケチャップで食うのがうまい!』

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