なにもしない爆弾＆シャカリーマン＠音凪。
先週金曜日は「音凪」さんで、インスト２マンライブ。
まずは「なにもしない爆弾」。
楽曲の完成度も高いし、演奏能力の凄いのに、
それを感じさせないゆるさ。
ユッキーが言ってたように、毛穴から音楽が沁み込んで来る。
インストだと「どう解釈したらいいのか？」とか
「これは何を表現しようとしてるのか」とか考えてしまいがちだけど、
そういうことを一切考えさせない、
頭でなく、皮膚で聴くような音楽やなあ、と思いました。
ユーホニウムの音って、他で聴くことあまりないので、
改めて「ええなあ」と思いながら聴いてた。
テルッキーの演奏だからかもしれないけど、
柔らかく、まろやかで、肌触りが馴染むような音。
それはバッキーのサックスにも、ユッキーのフルートにも
共通することかもしれんなあ、と思いました。
バッキーのソロが多少長くても、
ユッキーは平手打ちしませんでした（笑）
シャカリーマンと比べると、
「今住んでるとこが、すごく気持ちよい場所なった感じ。」
短いけど、めっちゃ「らしい」動画があったので、それを。
後攻めは「シャカリーマン」。
大好きだったバンド、カウリスマキのメンバーのうち、
アコーディオンの原田さんとウッドベースの宮坂さんで組んだバンド。
「何もしない爆弾」も東京、長野、名古屋の遠距離バンドだけど、
こちらも、東京、広島の遠距離バンドらしい。
初めて観たのだけど、この組み合わせが素晴らしかった！
この日はマイク通さずの演奏だったんだけど、
バランスが最高に気持よく、演奏自体も素晴らしく、
音量も、音も、いらないものが何もない、足らないものも何もない演奏やった。
アコーディオンとコントラバスの黄金比率なんやろなあ、と思った。
基本は、アコーディオンがメロディーラインで、
ウッドベースがそれを支えるんやけど、
ときどき、ベースがメロディを奏で、アコーディオンが伴奏する。
それがめっちゃ気持ち良い。
「なにもしない爆弾」と比べると
「めっちゃ気持ちよい場所に移住した感じ。」
原田さんの「しゃべらないＭＣ」もおもろかったなあ。
最初は「怒ってはるんかなあ？」と思ったけど。（笑）
アンコールはユッキーさんを引っ張り出して、
打合せリハなしで、いきなり楽譜だけ見せて、やり始めたけど、
「ほんまに楽譜初見なん！」と驚くほど、馴染んでおかしなところひとつない演奏。
いや～～、振る方も凄いけど、応える方も凄いわ。
動画は、この日買ったＣＤのデモ音源あったので、それを。
終演後はシャカリーマンのＣＤを買って、ワーワー盛り上がる。
バッキーさんに「ギンちゃんとの漫才見ないと帰れない」言われるが、
ワシら漫才師ちゃうし！
久しぶりに会ったシバタさん、ギンちゃんと相性ええのか、えらい盛り上がってはりました。
原田さんと宮坂さんに、昔マーサにカウリスマキのライブ観に行ったこと話すと、
えらい喜んでくれはった。
そんで今、シャカリーマンのＣＤ聴いてるけど、
これはまたライブとは違うすごさあるわ！
また大阪来てほしいなあ。
