維新派松本雄吉一周忌の集い@モエラド。

本日はモエラドで維新派の松本雄吉さんの一周忌イベント。
屋内ですが、ちゃんとミニチュア屋台村もあって、
いろんなシーンが頭に浮かんで来ます。
松本雄吉さんの映画上映や、スタッフの座談会、
後では、維新派ミニ公演、屋台村ライブまであるようです。
屋台にはモンゴルパンもあって、
当然食いました。
橋の下以来、一ヶ月ぶりですわー。
あ、司会の玲奈さん、頑張ってくださいー!

松本さん、本当に愛されてたんだなあ、
いや、未だに愛され続けてるんだなあ。

さあ、ここからライブも始まった。
まずはakamar22+松尾ヒロシさん。
akamar22こと、赤松さんは20年くらい前、
維新派の役者として公演に出てたらしい。
そんな前、そんな若い頃からの縁なんかー。
赤松さんの音はちょっとアバンギャルドで
ニューウェーブっぽさもあって、
ワシの好きな音やなあ。
この頃から酔った観客がステージに上がって踊り出す。
まあステージに上がると言うか、
ステージの一部がすでにカウンターの飲み屋になってるんやけど(笑)
赤松さんも負けてなくて、
マイクを天井に届くまで高く上げたりと、
さすが元維新派役者なパフォーマンス!

また腹が減って来たので、
丼を喰らう。ガパオ丼?何丼か忘れてしもたが、
ピリッと辛くてうまかった。

そしてここでいきなりの飛び入り。
今晩、近所のアフターアワーズで
ライブあると言う光玄さんが、
ライブ前に寄ってくれて、
タルトさんのリクエストという名曲、
「6月25日」を披露。

AZUMIさんもカバーしてる名曲。
あ、けど今日は6月24日や!惜しい!!

「路地の蒸気機関車1991ー2006」の短編映画上映。
維新派の基本はこれなんちゃうかなーと思う。
やっぱりこのリズムで揺すぶられる人も多いのか、
映画上映なのに踊る人もいて、
上映後は大喝采や。

それに続くのは、会場の真ん中を花道のようにあけて、
維新派有志のミニパフォーマンス。

ああ!ジャンジャンオペラや!こんなに近くで観られるのは嬉しい。
ホンマこの言葉のリズム感は、発明やと思う。
でも、この発明が途切れてしまうのが、
なんとも惜しい気がする。
なんとか続いて行く方法はないものか。
と、たくさんの人が思ってたんやないやろか。

と、この後、元プガジャ編集長の小堀さんが担ぎ出されて、
松本さんへの献杯。

そーか、まだしてなかったんや。
松本さん、いらいらしてたやろなー。
長い間、素晴らしいもんを産み出し続けてくれて、
ありがとうございました。
本当にお疲れさまでした。

と、再び真ん中に花道ができて、
ちんどん通信社さんが登場。
お!林さん、川口さんや!

実はちんどん通信社さん、
一度、維新派の音楽を担当したことがあったらしい。
一回だけでお払い箱になったらしいが(笑)
林さんが松本さんが事務所を借りる
保証人にされた話も面白かった。
さすが林さん、話芸も達者ですわ。

そして、司会の玉置さんが
「次は今日一番心配してるプログラム」と紹介して、
維新派OB役者三人のパフォーマンス。

これが全然心配する必要のない
ええパフォーマンスやった。
OBでもやはり動きや筋肉の使い方は、
体が覚えているんだろうか。
見応えあるステージやった。
しかし、やはりOBやし観客に知り合い多かったんやろな、
野次られまくってました(笑)

少しの休憩挟んで再び映像タイム。
アマハラのトレーラーと南港での公演のときの、
木村充揮さんと有山じゅんじさんの演奏の映像。

数年前、木村さんが屋台村にフラーっとやって来て、
焚き火の前でライブやったことを思い出した。

続いては「せいかつサーカス」。
このバンドも維新派お馴染みのバンド。

レゲエだったり、カリビアンだったりするけど、
どの曲も、ほんわかとダンサブル。
それに釣られて、裸踊りする人も出て来た。
マギーさんも酔っ払ってるなー。
タルトさんも踊り出した。
司会の玲奈さんもたまらず踊っている。
もうグダグダや(笑)
けど、この感じも維新派なんやろなー。

タバコを吸いに会場を出ようとするとこで、
麿赤兒さんの送られた花を見る。
向日葵。
ものすごく正しい気がした。

そしてラストを飾るのは、
美しくて乱暴で華やかで無垢な娘二人、あふりらんぽ。

なぜ二人の出す爆音はこんなに美しいんだろう。
おっさん裸ダンサーズをも楽しんでしまう
余裕も素晴らしい。
おっさん裸ダンサーズもアドリブとは思えない
ポーズを決める。

ラストソングは、タルトさんを引っ張り上げて、
松本雄吉さんが好きだったという「与作」を。

タルトさん、叫びながら歌ってたなあ。
今日はタルトさん、初めから最後まで、
ずーっと楽しそうだった。
お父さんも維新派の美術をやってらして、
子どもの頃から維新派とともに育ったらしい。
いろんな複雑な気持ちもあるだろうが、
一番前に「楽しさ」を置いて、
今日という日を過ごしてるんだろう。
喋りが苦手だと言いながら、
あふりらんぽが今日来てくれて嬉しい、
と語るタルトさんに、
今日一番ジーンとした。

今日一日、ときどき観客の方を見渡すと、
その度ごとに、何人か目が潤んでる人がいた、
みんなそれぞれ違うけど、
維新派にそれぞれ思い入れがあって、
今日のステージ見てて、それぞれのタイミングで、
スイッチが入っちゃうんだろうなあ。
ワシのスイッチは、タルトさんの言葉で
入ってしまったようだ。

最後に一本締め中締め。
終わったのが20時半くらいで、
22時までは会場にいていいらしかったが、
これからは親しかった人たちの時間かな、
と思って
後ろ髪引かれつつ外に出た。

外に出ると、ポツポツと雨が降り始めていた。
今日はチャリンコだったので、
「ほら、帰れってことだな」と
引かれた後ろ髪が解かれた気分で家に向かう。
途中「あ、そう言えば」と思い、
かんちゃんとナオユキさんがライブやってるワーズカフェの前を通る。
おー満員や!
かんちゃんが演奏中だった。

帰り道、家の近所のカフェで菅ちゃんがライブやってました。
外から漏れ聞こえてくる音っていうのも、いいなあ

かんちゃんと目が合ってしまう。
悪いことしたなーと思いつつ、
家に向かうと、
今度は同業の西澤さんに会う。
そう言えば、すぐ近くに事務所引っ越して来たんだった。
なんかええ感じで人に会うなあ、
松本さんが生きたことによる
素晴らしい縁のおこぼれを頂いたような
ええ気分になって、家に着いた。

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