実験室の夜@梅田ハードレイン。

昨日のハードレインは久しぶりの「実験室の夜」
お題に合わせた新曲を含む3曲を6人の弾き語りが披露するおなじみのイベント。
チャージが500円とリーゾナブルなこともあって、結構楽しみにしてる。
けど、言いだしっぺらしい田渕徹さんが東京行ってしまって参加できないので、
少し寂しいかな。
今回のお題は「難民」と「落書き」

まずは主催の加納良英さん。
以前「扉」がお題のときに作られた曲、落書き、「ブルース」の3曲。
呟くようなメロディから、キャッチャーなメロディに展開するところが気持ち良し。

次からはあみだくじで順番決めるらしい。今回はカニコーセンさん。
「黒の舟歌」のメロディから始まる「お墓難民相談室」。
歌と言うより、カニさんお得意のラジオコメディーかな?
話が前に進まないおばはんのお悩み相談。やり取りがちぐはぐで
めっちゃおもろいのだが、だんだんわけわからんくなったとこから、
ちんぽのロックンロール。笑ろうたけど、下品や(笑)

次はさらに下品を極めた歌、
落書きをテーマに「やぎあきこのおま○こふやけるまでしゃぶりたい」(笑)
20年前、三軒茶屋のセイユーのトイレで実際に見て、今でも頭に残ってたらしい。
オブラディオブラダのメロディで、秘密の呪文として
「やぎあきこのお○んこふやけるまでしゃぶりたい」
コール&レスポンス求めるな!(笑)
ラストは父の日をテーマに「じゃあね」って新曲。
これって、後で考えると、蒸発するお父さんの曲なんかな?
新曲ばかりの三曲、今回も堪能いたしました。

次は清水煩悩さん、初めて聴く。20代らしい。
いきなり「あんな40台にはなりたくない」」とカニさんを攻撃(笑)
なんとなく声も演奏も知久さんっぽい感じやな。
オリジナル「DAKARA」の歌、赤松さん、喜ぶかも。

「レバー」の歌。ダジャレの積み重ね。
ラストは難民をテーマに。メロディ、ちょっと面白いな。
ステージに乗るのにまだちょっと照れがあるみたい(笑)でそこが可愛らしい。
まだ20代でやんちゃですが、そのやんちゃ、大事にしてってくださいね~。

次はあうんさん・すうじぃさん。
前回のお題「DHA」と「ボーリング」を自動作詞メーカーと、
自動作曲メーカーで乗り切ったツワモノ。

今回は、河内音頭に「難民」と「落書き」では思いつかないということを
歌いこんで乗り切る。
もう方向が「どうやり過ごすか」にシフトしてる(笑)
これはこれでひとつの芸風やなあ。
このいなし方なら、どんなお題が来ても同じやと思うんで、
次のいなし方、もう考え始めといてください(笑)

次は、いおかゆうみさん。
前にも実験室で観た方で今回2回目。
「落書き」のお題では、文化住宅に住んでた子供の頃、
道路に描いた落書きの話。
場面が頭に浮かぶし、メロディも演奏もよく練られていて完成度が高い。
いおかさんも「私もあんな40代にはなりたくない」と。
カニコーセンさん、大人気ですな(笑)。

コンビニのエロ本の女と目が合う歌、聴き覚えあるなー。前回も歌ったな。
この歌、好き。
ラストは「エレベーター」のお題で作った歌。
この歌もよかった。
3曲とも、視点がひねくれててユニークなんだけど、納得させる力あって、
ワシ的には、今回の優勝者。

ラストは松井洋介さん。
やっぱり、仕上げてくるなー。
仕上げ度なら、いおかさん、松井さんが双璧。
あみだくじで順番決めたのに、
ちゃんとその二人が最後にくるんやなあ。
ええイベントならではの必然的偶然。
生まれてくる子供をまだまっさらな落書き帳に例えるのもうまい。
最後の「友だちの歌」は、何度か聴いてるが、聴くたびに好きになる。

終了後、カニさんとトイレの落書きについて熱く語る。
いまどきのトイレって、本当に落書き無くなったよなあ。
ローモラルだと思うけど、あの落書き、エロいとかではなく、
楽しみにしてたよなあ、とか、そんな話。
カニさんファンの女性に「女子トイレにもあるのか?」と聞くと、
エロいのとか、絵とかはないけど、文字の落書きは昔はあって、
やはり今はないそう。
この女性が古代史好きで、古代史話で、もうひと盛り上がり。

「雨が降るぞ」という話が出たので、お開きに。
ここで、真っ直ぐ帰れば良かったのだが、
すぐ近くのムジカに寄ると、
せい子さんとジョンソンtsuさんがお店におった。
ついつい盛り上がってしまい、
激しくなった雨の中を帰る。
道路が溝みたいな雨で、少し酔ってるもんだから、
電柱に顔をこすりつけて、こけてしまった。
こけたまま夜空を見上げると、グラサンズの連中が、
笑いながら見降ろして
「♪~酔っ払って目が回って石につまづく~」って歌いやがった。
くそ~。腹立つなあ。
けど、グラサンズは、こういう奴らが自分のこと歌ってるんやもんな、
と、何となく田渕徹さんの不在を強く感じた「実験室の夜」であった。

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