コロイド@創徳庵。

今日初めて来ました、中崎町の創徳庵。
住宅街の中の古い民家。
天気のええ休日の昼下がりにぴったりの場所。

今日は、かりきりん+たゆたう+池田安友子さんのコロイドのライブです。

いやー!素晴らしかったです。
5人の演者さんが客を囲む形の珍しいライブ。
それがコロイドの音楽とすごくマッチしてることが、
始まってすぐにわかりました。

コロイドの音楽はなんと言うか、
環境との距離感がすごく気持ちいい音楽。
環境に溶け込んで行くようでもあり、
その環境にいるときに、聞こえてくる音を
音楽というカタチにしたようでもあります。
だから、それが周りからサラウンドで
聞こえてくるのは、極めて自然な感じ。

そして、その環境は
アフリカかアジアの山奥だったり、
家で聞く優しい雨だったり、
木曽の高台であったり、
夕暮れの雑踏だったり。

目を瞑ると、自分の立ち位置がいきなり
どこかに連れ去られたような錯覚を覚えます。

そしてラストの曲!
どこか奄美民謡的な要素もあるんだけど、
それがコロイド的に組み立て直されてて、
曲が全体としては、沖縄っぽさは感じない。
こんな風に奄美民謡を消化した音楽って
初めて聴いた気がする。
こういう世界を構築できるコロイドの
メンバー個々の力量と、
構成力は、素晴らしいと思いました。

そんで、MCもあちこちからランダムに聞こえて来て、
女子会の輪の中に掘り込まれたような気分。
いや、女子会かおばちゃんたちの井戸端会議か、
微妙なとこではありますが(笑)
木曽の歌の説明では、イガキアキコさんが
椅子に正座して、講談のようになりました。

全部のレパートリーを演奏したらしく、
アンコールは、その木曽の歌をもう一度。
この曲、本当に素晴らしくて、
木曽馬の躍動感が、
やはり自分を取り巻く環境のように伝わって来て、
2回目なのに、いや2回目だからか、
ウットリしてしまいました。

これがその木曽馬の歌ですが、
演奏は、コロイドではなくて、
イガキアッコちゃん、ワタンベ、ウエッコで演奏したもので、
歌は、ひろちゃんらしいです。

コロイド、また是非行こうっと。
あ、そうそう!
6月11日には、維新派屋台ライブのホンマのオオトリを飾った、
コロイド+スパンコスモのスパンコロイドが
再現されるみたいです。
しかも、維新派の垂人さんの美術協力で!
これは、見逃せんなー。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA