京都徘徊。

昨日は急用ができて、急遽朝から京都へ。
昼には用が終わる。
良かった!間に合った。
一昨日「京都に行かねばならん」と分かった時、
思いついて予約した「冬夏」のティータイムに間に合った。

冬夏さんは、河原町丸太町を少し上がって御所の方、西に入ったところにあった。
Googleマップを頼りに行ったのだが、
本当に、普通の民家みたいで、
控えめな看板を見つけるまで、
しばらくうろうろしてしまった。

中に入ると、落ち着いて、古さとモダンさが調和したシンプルで、品のいい空間。
マスクを外すと、ほのかな優しい香りに包まれる。
ああ、マスクというのは、こういう繊細な感覚を奪ってしまうのだな、と思う。
町を歩く時、その町から聞こえてくる雑踏や匂いも含めて味わうのが好きなので、
一日も早く、マスクなしで町を歩ける日が来てほしいなあ、と思いながら、
説明を聞く。
木のお茶筒の蓋がす〜〜っと落ちていき、サッと止まる。
ものすごくスムーズなのだが、その音が聞こえてきそうなほど、静かだ。

いくつかの茶葉から、説明文やお店の方の説明を聞きながら
好みのお茶を二種類選ぶ。
ワシは煎茶を一種類と番茶を一種類ずつ選んだ。
お茶を醸す音、蝉の声、隣のギャラリーからの談笑、
聞こえてくるのは、それだけだ。
なにか心に刺さったものを丁寧に抜いていってもらってるような気分。
マッサージとかより遥かに気持ちのいい時間。

たっぷりの濃厚な茶葉で入れた一煎目は、ほんの少しだけ。
飲み残しか、と思うほどの量を、ゆっくり味わってみる。
こんなに濃いのか、驚くくらいだ。
味音痴なんで「こんな少なくて味わかるやろか」思ったんだが、
口に入れた途端、口中に香りで広がり、味も濃く、
たっぷり一杯飲んだくらい、の充実感だ。
今まで飲んだことないような新鮮で強烈な一口目だった。

もちろん、ひとつひとつの茶器も素晴らしい。
いつまでも撫でたり、見つめたり、していたい美しい茶器だった。

3種類のカカオやおかき、和菓子など、どれも上品な美味しさで、
口の中をリセットしてくれるので、
また新鮮な気持ちで、二種類の二煎目、三煎目と味わう。

その間にギャラリーを覗かせていただいたり、
二階に上がらせて頂いたりした。
二階からの眺めは、町中なので、遠くまで見晴らせるわけではないが、
京都らしい瓦屋根が見えて、おばあちゃんちで過ごした夏の日を思い出す。

一時間くらい、ゆっくりさせて頂いたが、
いつまでもいられるくらい、満ち足りた時間だった。

tearoomは撮影禁止だったので、興味ある方は、こちらをご覧ください。
ほんまにきもちのいい空間です。

次の目的地に行こうとする途中、
きれいで楽しそうな鳥の声が聞こえてきた。

知人に教えてもらったのだが、イソヒヨドリらしい。
ちょうど、ええ気分になってたところなので、
なんか余計に楽しい気分にしてもらった。
ありがとう!!

バス停に向かうが、目的地に行くバスまでは、少し時間がありそうだった。
お腹も減っていた。
(本当は昼食済ましてから、冬夏さん行きたかったんだが)
バス停前に台湾系の食堂があって、ええ感じの佇まいだったので、
そこでお昼にする。
今調べると微風台南てお店やな。

値段も、お手頃で、美味しかったです。

バスで向かったのは、先月もきた清宗根付館
先月の展示は水族館、今月は動物園、やっぱり来なきゃな。

もう三回目なので「勝手知ったる」な感じで、観て回る。
うんうん、やっぱり根付はおもしろい。
可愛らしさ狙いのものより、リアルなものに目がいく。
河馬の顔のドアップのやつが好きやったな。
来月の植物園も、たぶん、行くんやろな。

ちょっと暑かったけど、五条通まで歩いて、バスで清水道まで出る。
行ったことない美術館だったけど、清水三年坂美術館てとこでやってる
細密工芸に見る生き物たち」という展覧会に行ってみたかったのだ。
根付館の展示が動物園だったので、生き物繋がりでちょうどいい、と思ったのだった。
行ってみると、その美術館、ほんまに三年坂の途中。
夏休みの京都観光をなめていた。
平日とはいえ、すごい人手で、人混み苦手なワシは、着くまでになんか疲れてしまっていた。
「美術館の中も同じ調子だったら、やめておこうか」とまで思ったのだが、
観光客さんは、いろいろ忙しく時間のかかる美術館の中まで入ってくる方は少なく。
ほっとしながら、超絶技巧を味わう。

彫金、漆芸、蒔絵、螺鈿、絵画、刺繍、陶磁器、七宝、、
明治期中心だと思うけど、その技術は凄まじいレベルで、観飽きない。
中では、今まであまり観たことのなかった七宝と京薩摩の緻密な表現から
目が離せなくなった。

さて、ここから、帰るのは、またあの人混みか、、と思いつつ、
美術館の人に、できるだけ人の少ないコースを聞いて、
東山通りに出る。
四条河原町に向かいたいのだが、ここから四条通行くのも、
人混みが怖い。
祇園の裏町、できるだけ、通ったことのない道を選んで歩いてみる。

この辺りも、ええ長屋が多いなあ。
窓や扉の格子、その上の細工、窓の形そのものも、
ひとつひとつ違ってて見飽きない。

比較的新しそうな建物も、周りに合わせているのか、
窓の細工がひとつずつ違ってて、楽しい。

さて四条河原町でいっぷく。
この日は、少し涼しかったので、あちこち歩き回ったのだが、
結構疲れていた。
予定では、夜、清荒神のお店のライブに行くつもりだったのだが、
ここからラッシュ時の電車を乗り継いで行く、と考えると、
体が動かなくなった。
ああ、この症状出てしまったか。
三年坂で人混みを歩いたのも影響してるのかもしれない。
この状態で、ラッシュの電車にのる自信がなくなってしまった。

お店と出演者にお詫びの連絡をして、
ラッシュ時間を避けるため、京都でやっていたライブの予約をする。
当日、キャンセルしてしまった方々、ほんまにすみませんでした!


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