知ってる三人の知らない演奏。宮田あずみ、熊坂義人、ラブラブスパーク@カフェザンパノ。

昨日、京都で、なんだかんだ人混みに疲れまして、
ラッシュの電車に乗るのが怖くなり、
宝塚のライブを断っておいて、
かといって、すぐに満員電車で帰る気にもなれず、
結局、夜は元田中のザンパノに、お邪魔することに。

まずは、初めて観る宮田あずみちゃんのソロ。
というか、アンプの電子音とルーパーでの共演ですわ。

いろんな音が重なって、現代音楽っぽい。
あずみちゃんにこんな面、あったんや!と驚く。
ひとつひとつの音色を、そして重なりのおもしろさを、
噛み締めてるような演奏。

お!ピアノも入ってきた。
なんかますます現代音楽っぽいぞ。
これ、全部インプロビゼーション?
すげえなあ。
伽藍堂に響く、いろんな動物の声みたいな音楽でした。

そして、今度は熊ちゃんのソロ。
今日はコントラバス祭りやね。

熊ちゃんは逆にコントラバスだけで、
つぶやくように、歌うように、
でも、やっぱり、ひとつひとつの音色を噛み締めるように。
おお!一曲目、バッキーの曲やったんや!

熊ちゃんのスキャット始まった。
もちろん言葉はないのに、なんかちゃんと表情があって、
ドラマを感じるんよね。
こういうのん、好きや。
そこに言葉が乗る。柔らかくて、あったかくて、どこか懐かしい。

お!ここでラブラブスパークの長谷川さん、出てきた!
その二人で、熊ちゃんのむかーしのバンド「ヤングナッツ」の
「シマウマと羊」って曲。
この曲、渕上純子さんも歌ったことがあるらしい。
ワシが聴くのは初めてっす。
何事も起こらない平和な曲や(笑)
ほのぼーの!

この曲はなかったけど、ヤングナッツの動画、ありました。
楽しそう!

一人に戻って「レットイットビー」の熊ちゃん訳かな?
芯はしっかりあるのに、めちゃくちゃ脱力してる感じ、
いいっすー!

おお!そして、とうとう!あずみちゃん出てきて、ダブルコントラバス!!
今日初披露のユニットらしいっす。
次回は5年後くらいらしい(笑)
曲は、「深い海の底にいても」と「暗い空の穴」
二曲とも太陽光のなさそうな曲やな(笑)

当然、同じ音域なんやけど、なんとなくどっちの音か分かる。
穏やかで、ゆったり浸りたくなる音楽。
そんなに暗くはなかった(笑)

最後、また熊ちゃん一人で。
引きこもってたときに作った曲らしい。
静かでゆったりしてて、聴きようによっては暗い曲やけど、
「今は届かないけど、きっといつかは」、という
希望もどこかに感じさせる曲やった。
決して暗いだけの曲ではないと思う。
その「いつか」に向けて、力を貯めてる、若い時の熊ちゃんに、
「将来、こんな素晴らしい音楽家になるで」と
教えてあげたくなった。

ライブの合間みたいだけど、熊ちゃんとあずみちゃんで撮った映像がありました。
十夢くんまで出てきて、この日の演奏の様子がわかる映像では、全然ありませんが(笑)

そして久しぶり、ラブラブスパークこと、長谷川一志さんのソロ。
今日初めてのメロディ&リズム(笑)
しかも、めっちゃハッピーな。
なんかホッとしてたりもする(笑)

「どっかで聴いた気のする曲やなあ」と思いながら聴いてたら、
なんと泉邦宏さんのカバーやった!
泉さん、今日明日、京都らしい。
どっちも行けん!残念!

おお!渕上純子さんと作ったという曲!
話聞いてて、まだ聴いたことなかったから、嬉しいー。
なるほど!長谷川さんらしいハッピーな曲やけど、
純子さんが歌ってるとこも想像できる曲やな。

お!あずみちゃんと熊ちゃん出てきてトリオで。
あずみちゃんはピアノっす。
お!なんか、知ってる曲がジャズっぽく、聴こえてきたぞ!
こりゃおもろい!

おお!あずみちゃんもベース持って、ダブルベース伴奏!
スイングする低音が分厚くて、
その分、長谷川さんの歌が軽やかに弾んでる気がする。
「ハッピーカムカム」となれば、その気持ち良さは、余計に!

よく知ってる三人の違う音楽を聴けた、
ハッピーで、貴重なライブでございました。

ザンパノは飯が美味いことも嬉しいな。
ホワイトアスパラとたまごのオーブン焼き、
ガーリック効いてて、めっちゃ美味かった。

「ここまで来たなら」とサロン・ド・毘沙門に寄って、
最終ちょい前の空いた電車で帰宅。
電車乗る時「不安な気持ちにならんやろか」と心配やったが、
乗って京阪電車が地上に出るまでに爆睡してしまいました。

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