芭蕉と蕪村と若冲@福田美術館&嵯峨嵐山文華館。

こないだ火曜日の昼間は、まず天満橋で用事。
大川にも、ゆりかもめが来るシーズン到来ですわ。

用事済ませてからは、今年最後の京都。
嵐山に、展覧会観に行って来た。
福田美術館と嵯峨嵐山文華館、共同開催の「芭蕉と蕪村と若冲」展。
芭蕉の絵は、観たことがなかったのと、
蕪村は、ワシのペンネームの「ヒネモス」の出処なので、
「行かなくちゃ」と思ってたんやけど、
紅葉の季節の人混みの嵐山に行く気になれず、
年末、やっとこさ、出かけたのであった。
けど、冬休みが始まってるからか、
嵐山、けっこうな人で、
紅葉の時期、避けた意味、あまりございませんでした。

比叡山には、うっすら雪。

渡月橋から川下見ると、鷺がウジャウジャ。

上流見ると、写真ではわかりにくいけど、鴨がたむろしておりました。
「カモがぎょうさんおるから、サギが横行するんやな」と、
我ながら、うまいこと思いつつ、まずは福田美術館へ。

気に入った絵だけ撮ってると、やはり若冲が多くなるなあ。
蕪村のも上手いとは思うんやけど、
引力と言うか、磁力は若冲の方が強烈なんよなあ。
ワシにとっては、という話やけど。

蕪村で気になったのは、この二点。

若冲は、観たことあるやつでも、
また立ち止まって観入ってしまう。

今回、たぶん初めて観て、気に入ったのは、この山水図。
大胆やなあ!右と左での風景の描き分け、対比もすごいと思う。

芭蕉のは、やはり本職の絵師と比べると、拙い気もするが、
なんとも言えない味わいがあって、ワシは好きやった。

福田美術館を観終わって、徒歩5分くらいの嵯峨嵐山文華館に向かう。
福田美術館の前のアラビカはすごい行列。

コロナで全然人が並んでないとき、一度入って飲んだことがある。
確かに美味しかったけど、
寒い中、1時間くらい待ちそうな行列。
そこまで美味かったかなあ。
まあ、ワシがコーヒーの美味さ、よく分かってないんかもしれんんけど。

嵯峨嵐山文華館に到着。
ここも好きな美術館。
今回、芭蕉、蕪村、若冲という3人中心の展覧会になったのは、
蕪村がキーで、蕪村は芭蕉に憧れてて、若冲とほぼ同時代の人、だかららしい。
で、蕪村の描いた芭蕉の絵があった。

こりゃ、尊敬の念、こもってるなあ。

こっちは蕪村の絵の弟子、呉春が描いた蕪村。
なんか可愛らしい。
可愛らしいと言えば、中村芳中の描いた芭蕉も。

遠藤曰人の芭蕉と弟子たちもゆるくてええ感じ。

これは、芭蕉の絵。
なかなか見事やなあ。
芭蕉も絵を描くとは、あまり知らんかったんで、
これには、感心した。

芭蕉の書。
ううむ、下手ではないんやろうけど、
あまり味わいは感じないな。

蕪村は、流石に手練やなあ。

呉春の寒山拾得図。
なんか、ちょっとエロい気がした。
寒山拾得でエロいって感じるのも初めてでしたわ。

観終わって、目は満足したので、さっさと帰ろうと思ったんやけど、
帰り道、前々から「いつか行ってみたい」と思ってた、
日帰り温泉の「風風の湯」の前を通り、
風邪気味やったこともあって、「そのいつか、今やろ!」思って、
入って帰ることに。

露天風呂も、内湯も気持ちよかったのだが、
ちょっとぬるめやったんで、ワシには珍しくサウナも2ターン。
ワシにしては珍しく、1時間以上、風呂を楽しむ。
調子乗ったら、のぼせそうになってもうた。

湯冷めも嫌やったんで、休憩室でコーヒー牛乳飲みながら、
もう1時間近くぼ〜〜っとしてた。
まだゆっくりしたい気持ちはあったのだが、
通勤ラッシュの時間帯になるのが嫌で、
明るいうちに大阪に戻るのであった。

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