良元優作@barラジカル。

昨日は福岡、良元さんとは10数年来の知り合いという外山恒一さんのお店、
barラジカルでのファーストライブ。
外山恒一さんは都知事選の演説で有名な革命家。


政見放送のイメージとは違ってご本人はいたって大人、
もう全てを通過してきたから、ワシら凡人に腹立てる必要もないといった
完成された風情の方。

その昔からの友人(良元さんからすれば師匠的な面もあるようだ)の前での
ファーストライブなので、少し照れてるようなムードもあり、
いつも以上にリラックスしているムードもある。

そんな和やかな雰囲気の中、カウンターの向こうに良元さん、
客はカウンターに肘付きながら見る、というのも初めてなので、
なんだかいつもとはずいぶん違う感じでライブは始まった。

【第一部】
きっかけ
月と金星
ギョーザくさいおっちゃんの歌
ネギネギブキウギ
まあいいやで日が暮れて

あの日見た夕日
コンビニ

良元さんは少し風邪気味らしく、いつも以上に鼻声なんだけど、
それがいつも以上の良元節になっている。
マイクなしでここまで音が響くのか、と言うくらい声が響き渡る。
「今日はすごいことになるぞ!」と予感がする。

普段は旅に出ても、2週間大阪にいなくても
「大阪に帰りたい」なんて思ったことないのに、
良元さんの歌を大阪以外の町で聞くと、無性に大阪が恋しくなる。

【第二部】
ペプシドライブ
モーター
いい人だね
へたくそな歌
缶のゴミの日
私の青空

曲数が少ないのはいつもよりMCが長かったからか。
外山さんとの思い出を楽しそうに語る良元さん。
なんでその話を喋り初めてのか分からなくなって、
尻切れトンボに次の曲に入るのはいつも通りだが。

【アンコール】
ケツに火がついた
キムおじさん

キムおじさんはもれなく涙が出る。
僕の涙腺刺激装置だ。
今日は拾った猫があくびをしたので、帽子で隠すくだりで
涙がにじんだ。

ライブあと、1時間も飲んだろうか、良元さんもいつもより、
ピッチが速く良く喋ってる気がする。
やっぱり旧友の前でリラックスしてるんだろうか。
そのままカウンターの向こうにいるので、もう仕事しないバーテンダー状態。
なんか飲んだ勢いで「新曲聞きたい!」って言ってみると、
良元さんも飲んだ勢いかギターを手にした!

【奇跡の第三部】
「ゆうれい」良元さんには珍しくラブソング。奥さんのことを語った新曲。
これも胸に迫る名曲なのだが、聴いて感じてほしいのでこれ以上の
解説はやめておきます。


「サンバレー」これも新曲。良元さんの子供時代、近所にあったファミレスらしい。
そこに連れてってくれるお兄ちゃんが大好きになるかわいい曲。
「満月の手紙」最後はやはり。昨日は残念ながら十六夜だったんだけど、
何度聞いても、胸に迫る名曲だ。

多分、もう二度とないかもしれない鳥肌の立つようなライブだった。
ちなみに僕は驚かせようと良元さんに黙って福岡に行ったのだが、
「橋本さん!来てる!ワハハ…」くらいの軽い反応しか頂けなかった。

幸せな幸せな夜のレポートでした。 

五年前の良元優作さんのライブレポート。
外山恒一さんの、今はなきバーラジカルでのライブ。
楽しかったなー。
昔からの友だち、外山さんの前での優作さんの、
嬉しいような、照れてるような表情が、
忘れられません。(20170111記)

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