伝記ドラマ「taroの塔」。

先日、先杯さんで、晩ご飯食べながら
太陽の塔の話ししてたら、
2011年の岡本太郎生誕100年に放映された
「taroの塔」という岡本太郎の伝記ドラマを貸して頂いた。
オンエアを録画したDVD。
NHKの四話完結の土曜ドラマで、
第1回が、2月末だったため、途中であの大災害があり、
オンエアがずれたりしたらしい。
録画された画像にも、3話、4話には、たぶん余震だろう、
地震速報などが、入り、生々しい。

ドラマは、思った以上に面白かった。
よく調べて作られてる感じがした。
オープニングでいきなり、沖縄久高島のイザイホーのシーンが出て来る。
確かに太郎は、今やほぼ途絶えてしまった
イザイホーを直接見てるし、その件については、当時、
一悶着あったようなのだが、ドラマでは、そこはいじらない。

岡本かの子役の寺島しのぶ、
もちろん太郎役の松尾スズキ、
太郎の実質上の妻、平野敏子役の常盤貴子の演技が、かなりグッときた。
もちろん、太郎の子役や青年時代役の濱田岳もいい。
みんながはまり役だった
ラッキーなドラマやったんやと思う。
あと、丹下健三役の小日向文世もめっちゃハマってた。
ストーリーは誇張もそれほどなく、
事実に基づいてる感じなんやろな、
特に、かの子と太郎の話は、
あまり知らんので、その辺りも興味深かった。

ちょっと残念なのは、冒頭で出てきた
イザイホーも、結局あまりストーリーには絡んでこなかったし、
何より、縄文の話が一切出てこなかったところだ。
縄文の話、しだすと長くなるんやろうけど、
それ抜きに太陽の塔の造形を
説明するのは、無理があるんちゃうかなー。
そこだけ少し残念やったけど、かなり楽しめた。

そして、太陽の塔のこと、知れば知るほど、
あれ以上のモニュメント作れるわけないし、
あの時代と今の熱量の違いや、
情報量の違いなどを考えて、
「もう今世紀に万博はいらんでしょ」
と言う気持ちが、充満してしまうのである。

DVD化されてるみたいなので、
興味のある方は、ぜひ!!

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