浜田真理子&池村真理野@ロイヤルホース。

昨日の朝、思いがけない訃報が飛び込んだ。
「嘘やろ?こーちゃん、ちょっと元気になってライブも復活したんちゃうの?」
石垣島のこーちゃんの訃報が頭から離れなくなって、
予定してた用事ができない。
夜も用事入れてたのだが、全然できそうな気がしない。
かと言って、ずっと一人でおるのも、しんどい。

「そうや!今日、浜田真理子さんのライブあったんや!
共演の真理野ちゃんはこーちゃんのことも知ってるはずやし」
こんだけ、この状態のワシを慰めてくれるもんも、他になかろう!

正解も正解。大正解だった。
真理子さんの歌は「元気出せよ!」とかの押し付けがましさは欠片もなく、
ただただ傷を分かって、見守ってくれてるようだ。
うわあ、とんちピクルスさんの「この世の崖」のカバー、初めて聴く!

「残された思いがあるんだよ」
そやな。
こーちゃんの思いも、いろんな人の中、ライブした場所、
いろんなとこに残ってて、
みんながそれを思い出す限り、
こーちゃんは、この世にいるんかもしれん。
そんなこと思いながら、聴いていた

えー!真理野ちゃん出て来て、
「ノーウーマンノークライ」と中島みゆきさんの「化粧」の、
マニュアルなマッシュアップが始まった!!
おもろい〜〜!しかもハイレベル!
完全に一体化してる!
さしずめ「中島・ボブ・真ー理ー」てとこか。
もしくは「中島・ボブ・真理真理」。
ラストはボーカルまで混ぜてしまった!
おもろくて、すごい名人芸を観た気分。

「静寂(しじま)」は真理野ちゃん、ソプラノサックスで。
間奏のピアノとソプラノサックスの絡み、たまらんわー。
ソプラノサックスのトリル、
一緒に体がブルブルしそうになってもた。

真理野ちゃんコーナー!は宮古民謡「まうぬあら(米の籾)」。
なんか真理野ちゃんのテナー、アナログレコード聴いてるみたいな
息の存在感まである優しい音してるなあ。

二部、始まるかと思ったら、真理子さん楽譜忘れて、
一度戻って、再度登場(笑)
珍しい。

和歌山の濱口祐自さんの「何もないラブソング」は、
観客も一緒に歌う。
うん、こんな時間が、余計にワシを撫でてくれる。

逝ってしまった人とまた会える空の上にある「たましいのレストラン」。
この歌、この日は、余計に響いたわ〜〜。
こーちゃん、また会おうね。
会えるよね。

大阪のおっさんに人気ナンバーワンソング「月のあかり」。
ロイヤルホースは、桑名正博さんも出たことあるのかな?
写真が見守ってはります。

艶っぽい真理子さんのボーカルに、むせびなく真理野ちゃんのサックス!
そら、おっさんにはたまらんわー。
大阪の人、なにかと、町を出て行く歌、好きやしなー。

「月のあかり」見つからなかったので「あかり繋がり」で、この動画を。
真理野ちゃんと共演です。

真理子さんの歌って、なんかジーンとするもんが多いんやけど、
実は真理子さんて、そんなに歌い込み過ぎてない気がする。
歌い込み過ぎると、聴いてる方は、ちょっと置いてけぼりくらうこともあるけど、
真理子さん、程よく冷静に、ある意味、軽やかに歌ってはるから、
聴く方は安心して、音楽にのめり込めるんかもしれんな。
絶妙なバランスなんやろな。

いつしか、こーちゃんのこと忘れて、
ライブにのめり込んでたことに、アンコール終わってから気づいた。
ほんまに、このライブ来て正解やった。

こーちゃんのこと、もしかしたら、
このライブと一緒に思い出すことになるかもなあ。
それは、ワシにとっても、こーちゃんにとっても、
すごく幸せなことのように思えた。
なんだか、その気分に浸っていたくなって、
大した距離ではないけど、家まで歩いて帰った。

真理子さん、真理野ちゃん、ほんまにありがとうございました!

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