ミチロウさんの「カノン」。

ミチロウさんの「カノン」(金魚)って曲が
聴きたくて堪らなくなった。
こんな切ない曲があるだろうか。

ガラス瓶に何度も頭をぶつける金魚は、ミチロウさんだ。
瓶の中の世界に順応してぶつかりもせず、
スルッと通り過ぎて行く奴らに笑われながらも、
ぶつからずにはいられない。

この曲、実はミチロウさんがスターリンでデビューする
さらに前にできた曲らしい。
中野の名曲喫茶「クラシック」でこの曲を作ってたとき、
たまたまそこでかかっていたのが、
パッヘルベルの「カノン」。
それが、作曲中の曲のコードと同じだったらしい。

「カノン」とは、ざっくり言うと、ひとつの旋律があって、
その旋律が同じ形、違う形で、重ねて繰り返され、
そして、元の所へ戻っていく古典的な技法。
その形式にミチロウさんは自分の作ってる曲との
共通点を見出したのかもしれない。
外へ飛び出せない哀しみを見たのかもしれない。
そして、この曲は、「カノン」と名付けられた。

ちなみにパッヘルベルのカノンは、
戸川純さんが「蛹化の女(むしのおんな)」として
歌にしている。

この「カノン」はときどき、浜田真理子さんも
ステージで演奏される。
いつか、ミチロウさんと真理子さんの共演を生で聴いてみたい。
その日のために、ミチロウさんの一日も早い
ご快復を、心からお祈り申し上げます。

【追記】

昨日紹介したミチロウさんの「カノン」。
なんと浜田真理子さんとの共演の動画がありました!!

米子のワンメイクで撮ったものですね。
名演です。
息を飲みました。
サブイボ出ました。
背筋、伸びました。
ぜひぜひ、お聴きください!!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA