カニコーセン @紀伊田辺Acoustic Life。

昨日は、青春18切符で紀伊田辺まで遠征した。
カニコーセンくんのライブがてら、
一度来たいと思ってたアコースティック・ライフさんにお邪魔。
アコースティック・ライフの村山さんを
驚かせようという作戦やったんで、
旅行記をアップできず。
ライブ前の、ウォーミングアップ飲み会場で、
無事、村山さんを驚かせて、会場へ。
なぜかわからんが、ワシも挨拶させられて、
その直後から、カニコーセン・ワンマン・ライブ、始まります。

どー考えても「不敬罪」にあたる某曲からスタート。
その次がラップの「妹よ」。
カニくん、攻めるなあ(笑)
一気に空気あっためてから、
「カニコーセンの2019を振り返る」始まる。

詳しくは、ワシの言うことではないが、
カニくん、大変やったんやなあ。
いやまだ終わったわけやないやろうけど、
収束しつつあるんやろう、と信じたいことではあるな。
そんなことをこうやって、人前で語るのは、
あったことを客観的に見つめるための、
カニくんのセルフ・カウンセリングなんかもしれん。
ある意味、贖罪かもしれん、とも思う。
こうやってギリギリのとこで、
情けない自分と、過去も含めた自分の人生と対峙する。
勇気のいることやと思う。
カニくんのじわーっと心に入ってくる歌は、
こんなとこから生まれて来るんかもな。

そう思うと、才能ってのは、残酷なもんかもしれん。
歌を生むためだけではないやろうけど、
カニくんは、何かと引き換えに、
あの歌を手に入れてるのかもしれん。
けど、俯瞰して見ると、
それを歌にして歌うことで、
ギリギリ、自分を保ってるのかもしれん。
カニくんにとって歌は、
残酷であると同時に、
救いにもなってるんかもしれんなあ。

いろんなこと感じつつ、一部終了。
こんだけ、歌やなくて、演者個人に迫ってしまうライブは、
初めてかもしれん。
それを、ショーとして、笑いを交えながら観せる。
カニコーセンの凄まじさを、改めて知る。
これはもう今現在、世界で一番、
パンクなライブなんかもしれん。

二部はLA2020から。
カニコーセンくんは「諧謔」というものに、
この時代にも、真面目に取り組んでる
稀有な存在かもしれんなあ、思った。

話の流れから「ナチュラルフォーク」。
この歌、大好き。
久しぶりに生で聴けて、ただでも嬉しいのに、
前の話を受けて聴くと、
涙がこぼれそうになった。
無力感に満ちたこの曲が、
胸に渦巻いて、どこにいるのか
分からなくなった。
曲終わってしばらくしてから、
あ、そうや、ここは紀伊田辺やった、と思い出す。

さらに辛い話をさらけ出すカニくん。
誰も悪くないのに、どうして人は、
傷つき、傷つけ合うのだろうか。
それぞれに幸せになろうとしてるのに、
どうして、遠ざかってゆくのだろう。
なぜか、ケン・ローチ監督の映画を思い出す。
初めて聴く「ゴー・ダイ・ゴー」
て歌詞の歌、沁みた。
優しい人が、優しいがゆえに、傷つく。
みんな、哀しい生き物なんやなあ。
この流れで聴く「インク・ライン」は、たまらん。
肉をぶった斬られるようなエッジを残して、
ワシに突き刺さった。

2019振り返りの最後は、初めて聴く曲、
鈴木常吉さんの歌い方の理由に
思い至ったときにできた曲らしい。
きっと鈴木さんに言うと
「馬鹿野郎!俺は、そんな気持ちで歌ってないよ!」
と言うだろうけど、
すごくよくわかる名曲やった。
そのまま「酔いが醒めたらうちに帰ろう」に。
この流れで今日、すごく聴きたかった曲やった。
鈴木さんを彷彿させる、
狂ったような大声。
カニコーセン、天晴れ!

最後は、前半でやってた芝居の続きで。
一周回って元に戻って、現実が帰ってきて、ホッとする気分。

初めて観た種類のライブやったけど、
完成度としては、すげえなあ。
カニくん、新しい地平に立った気がした。
何かと引き換えかもしれんけど(涙)

もちろん、このままは終わらせない。
アンコールは、レノンの
「メリークリスマス&ハッピーニューイヤー」
カニコーセン訳詞バージョン。
最後は、全員でラーラーラーラー!
けど、まだ終わらせてくれる田辺勢ではない(笑)
リクエストの「自転車操業」はアカペラで。
まだまだ終わらん「ザッカーバーグ」もリクエストで!
調子に乗ってワシも「ホットライン」をリクエスト!
カニくんの話聴いて、ギリギリのとこ観て、
どうしても聴きたくなったのだ。
この夜は、この曲がどうしても、
ワシにとっては、必要やったのだ。
この曲で、本日終了。

2時間半に近い、大ワンマンショーの後は、
居酒屋に場所を移し、大打ち上げ。
初めて紀伊田辺で過ごす夜は、
終わるのが寂しくなるほど、
熱く楽しい夜であった。

めっちゃ飲んだのに、二日酔いもなく、
気持ちよく目覚める。

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