【ソウルメイト・イン・ソウル】⑥11月26日後半。

ソウル駅から南大門市場に向かう。
南大門市場は昨日の市場と違って、食材ではなく、
時計やおもちゃなどが並んでいた。
ソウルの風景写真などで観たことある風景。
包装紙のお店のようだが、SMパッケージって名前に反応する
下品なワシ。すんません!

表は、こんなお店が並んでいたが、
いっぽん路地に入ると、なぜか太刀魚のお店が並ぶ一角も。。
この猥雑なエネルギーは、なんとなく沖縄や東南アジアを思い出す。
写真撮り忘れたが、ところどころにある、食いもんの屋台の中には、
なんかの虫を煮込んでるような感じのものがあったが、
あれは虫だったんだろうか。

まだ明るかったが、ちょっと歩き疲れたので、
ビールとタラの干物のお店へ。
この辺は、バッテリーとかの機械屋さんの並ぶ一角らしいが、
何年か前から、この手の昼間からビール飲める店ができてきて、
機械屋が閉まると、その前までテーブルと椅子を並べて賑わうそうだ。
まだ早い時間だったので、、その風景は見られなかったが、
見事におっさんばかりが、昼間っからビール飲んで、
楽しそうに話していた。
こういう一角が落ち着くようになって来たワシも、
同類なんやろうな。

店を出て、少し行くと、もう芸術品のような古い自転車が
現役で、働いていた。
こりゃ、将来は、博物館に行くべきやなあ、と、とりあえず撮影しておく。
なぜか、この一角はやたらとトロフィー売ってる店が多かった。
2軒、3軒じゃなく、10軒20軒の単位。
トロフィーの需要って、そんなにあるんやろか。
ワシ、個人では一個も持ってないし、別に欲しくないので、
この需要が理解できなかったが、
ナオユキさんのネタ、
「くたびれたスナックには、なんや
ようわからんトロフィーが並んでる」
ってのを思い出し、あーそういうことかも、
と無理矢理納得させる。

もう少しでホテルってとこまで戻ると、
またええ感じの料理屋が並ぶ、まるでバックヤードのような一角があったが、
ここから、10メートルあるかないかのところが、もう大通り。
この10メートルそこらで
表情がまったく変わるのが、新鮮でおもろかった。
ここは、なんか那覇の栄町市場と同じ匂いがした。
あ、もちろん大通りではなく、
料理屋の並ぶ一角のこと。

最後の食事は、ジョンを頂く。
いろんなもんに小麦粉と玉子をつけて焼く、
チヂミの仲間みたいな食べ物。
豆腐、白身魚、ハンバーグ、青菜、スパム、ズッキーニ、、、
いろんなもんが出て来た。
美味しいし、見た目も楽しいのだが、
昼の饅頭がまだ残ってるようで、
美味いマッコリ飲みながら、
時間かけて山ちゃんと最後の晩飯を楽しむ。
この店のマッコリは珍しいものが多いらしく、しかも安い。
この値段で味わえるのは、珍しいらしい。
山ちゃんと三日連続で晩飯喰ってるわけだが、
話が尽きることはなく、これまでも「おもろいやつやな」と思ってた
山ちゃんを人間としてより深く知ることができた。
その上で、本当に共感できたことが、心から嬉しい。
今回の旅の一番の収穫かもしれん。

腹いっぱいになったので、お店を出ることにしたが、
まだ少し話し足りない。
店の隣のビルに「ミュージックバー」という看板があったので、
覗いてみると、古いアメリカのロックがかかってて、
おっちゃんが一人で踊ってた。
なんかカラオケとクラブを混ぜたみたいな感じ。
そ〜〜っと扉を閉めて、別の店に向かう。

ホテルの近くに古い民家を改造した洒落こけた一角があって、
いかにもインスタ映えしそう店の作りや料理が並んでるのだが、
そういうもんを憎悪すらしてそうな二人は、
そういうとこ避けて、昼行った店と似たビールと干物の店で、
最後の夜を楽しんだ。
しかし、ワシらも大人、きちんと昨晩を反省し、
23時前には、ホテルに帰ったのであった。

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