Theコレクター逸翁@逸翁美術館、小林一三記念館。
先週水曜は、ちょっと雨模様だったけど、
宝塚方面に行く用事もあったんで、
前々から気になってた小林一三さんのあれこれの遺る、
池田に行って来た。
ち、その前に、南森町の駅近くで、街路樹に目が留まる。
花びらの色で桜かと思ってビックリしたのだが、
大坂天満宮のお膝元やし、
花びらの形とか、枝ぶりからしたら、
色の薄い梅だったのかな?
もしかしたら河津桜かもしれないけど。
逸翁美術館では、「The コレクター逸翁 ~その収集に理由アリ~」
という展覧会を開催中だった。
さすが池田、池田に縁のある呉春と、その師匠、与謝蕪村の作品が充実してた。
与謝蕪村の句から屋号を拝借したワシとしては、
「もっと早くくるべきやったな」と少し、反省。
けど、さすが小林一三さん。
個人で、これだけの作品を集めるのもすごいが、
それを誰から買ったとか、誰々と交わした手紙とかの
人脈がもの凄い。
作品は撮影禁止だったけど、建物も、落ち着いててええ感じでした。
で、雨降ってたけど、せっかくなので、歩いて5分ほどの小林一三記念館へ。
う〜〜む、和洋折衷で、洒落た建物。
品の良さが伺えるなあ。
中にあるレストラン「雅俗山荘」は、予約制みたいやったけど、営業中でした。
あの建物の中で、あの庭観ながらの食事か、
良さそうやなあ、ちょっと行ってみたい。
けど、やっぱり、まあまあのお値段やな。
で、その庭。
こういう庭のセンスって、ワシ個人の印象では石畳に表れる気がする。
写真一枚目、二枚目の石畳のセンスの良さで、
「ああ、この庭、好き」と思ってしまった。
池田の山麓の静かな場所、隠居場所には、ほんまええところやったんやろうなあ。
帰り道、記念館の隣の大きなお屋敷の表札見ると「小林」さんやった。
ご子孫が住んでらっしゃるのかな。
逸翁美術館のお隣の池田文庫は、普通に地域の文化施設として機能してるようで、
観光はお断りみたいな感じでした。
それはそれで、開設当初からの意思が貫かれてるんやなあ、
と、感心いたしました。