叔父の通夜にて、従兄弟から渡されたもの。
満開の梅小路公園を横目に丹波口駅近くの叔父の通夜に。
無宗教で読経もなし。
会場に入ったら、寿司とビール、
そして子どもの頃からのアルバムが会場に。
次第に思い出話に花が咲く、
叔父らしいいい通夜でした。
昭和20年6月末、清水の商船学校から
親父が兵庫県で学徒動員中の弟の叔父に送った葉書を
従兄弟から渡された。
検閲だらけ親父らしくない言葉が並ぶが、
最後の3行、弟の体を気遣い返事が欲しいという親父。
もっと書きたいこと、いっぱいあったのに、
戦時中で、書けなかったのだろう。
勇ましい言葉の最後に溢れた、
本当の気持ち。
弟と会いたかったのだろう。
その葉書をずっと大事に持っていてくれた叔父。
それを僕に持って来てくれた従兄弟。
ただ涙。