トラぺ座、ベートルズ、ザッハトルテ＠ムジカジャポニカ。

昨晩は先日アバンギルドで観て、
一発でファンになったトラペ座を追っかけて
ムジカジャポニカに。

今日は先日アンコールでやって
耳にこびりついて、家で繰り返し
YouTubeで観た「泥の海」から。

なるほど、アコーディオンは
元々3オクターブ以上ある楽器、
チェロは中低音楽器、
多田さんはソプラノサックスやバスクラリネットを
持ち替えて演奏するから、
誰が主旋律をやるか、誰がリズム&低音やるか、
目まぐるしく変わるのだな。
それでなくても3人とは思えない音の厚みがあるのに、
その役割の変化で、さらに豊かな音に膨らむ、
ほんまにすごいバンドだわ。

三曲目にやったグルジア（現ジョージア）の民謡が、
素晴らしかった！
遠くから山並みを超えて風が吹いてくるようだ。
映画のワンシーンを観てるような気分になった。

先日、あれバグパイプの一種なのかなあ？と思ってた楽器は
ブルガリア/マケドニアのバグパイプ「ガイダ」ってものでした。

♪〜歌え〜ワルツを〜って歌詞の曲、
歌詞でイメージしたのかもしれないけど、
なんとなく友川カズキさんを思い出した。
あとで、YouTube漁ってたら、この曲でした。

先日は、手持ちが少なかったので買えなかったCDをゲット。
めっちゃ楽しみですわ。

二番手はベートルズさん。
今日はコントラバスの植田良太さんと。
久しぶりやなー！ベーちゃん。
そこはかとない存在感が
たまらんクセになる音楽。
二曲目、気持ちのええボサノバで
亡くなられたジョアン・ジルベルトさんを思い出してしまった。

「ムーンリバー」もボサノバっぽく。
まっすぐで、洗われるような声が、
あの美しいメロディを軽快な音楽に変える。
すごく新鮮なムーンリバー。

植田さんのコーラスええなあ。
どこかで聴いたことある気がして
なんやろ？このコーラスの感じって
しばらく考えてたけど、
なんとなくはっぴいえんどに近いんかな？って気がした。
合ってるかどーかわからんけど、
気持ち良くて、ワシの好きな
コーラスってことは、間違いない。

（ベートルズ＆植田良太さんの演奏は0:25くらいから）

ビートルズの「アイウィル」のカバー。
えらいかわいい感じやったなー。
映画の「アメリ」とかに似合いそうな気がした。

せい子さんのリクエストでコケッシーズ時代の「かもめの歌」を。
初めて聴くけど、これもかわいくてええ歌や。
さすがせい子さん！
やーやっぱりベーちゃんやなあ、
今日もほっこりさせてもらいました。
全体的には、かわいくてほっこりなんやけど、
歌詞をよく聴いてると、
多少毒が混じってるとこも、
ベートルズの好きなとこであります。

トリは毎年七夕にムジカで
ライブやってるザッハトルテ。
ああ流れるように優雅で美しい、
なのにどこか野蛮で狂気を含んでる。
こんな演奏、ザッハトルテ以外に聴いたことない。

そう言えば、チェロとアコーディオンが、
トラペ座とかぶってるんやな。
でも、全然違う音楽やなあ。
トラペ座が東欧やとしたら
ザッハトルテはどちらかというと西欧っぽいもんな。
お！でも次の曲はトルコのリズムを
取り入れた曲らしい。
すげえ複雑やけど、心浮き立つ
面白いリズム！！
けどやっぱりトラペ座とは似ても似つかない。
どっちも、それぞれに好きやけど。

途中でウエッコさんのギターの弦が
切れるアクシンデント。
サッと弦を替えるウエッコさん、
ソロを長めにして時間を作る都丸さん、
プロの技やなあ！
そう言えばウエッコさん、岡山県出身やった。
次の岡山県人会、出て欲しいなあ。

ちょっとブラジルニュアンスある曲やった後、
ジョアン・ジルベルトの話、
少ししてくれはった。
また思い出してしまった。
けど、ちょっと嬉しくなる。

エンディング、都丸さんのブリッジ、
ヨース毛さんの帽子飛ばし、も見事に決まり、
ウエッコさんのヨーロピアン玉すだれは、
いつも通り、ちょっと残念な感じで終わる（笑）

なんや１０年くらい前のプロモビデオ見つけました。
みんな若いなあ、、と思ったけど、
ウエッコさんだけ、あんまり変わってない感じ（笑）

さあ、そして、ステージ狭しと
今日の出演者全員演奏。
8人とは言え、コントラバス一台に
チェロ二台あるもんなあ。
曲はベートルズさんの「ステップ」。
ウエッコ→多田さん→植田さん→チェロ二人→
アコーディオン二人→ベーちゃんとソロ回し、
チェロ、弓でお互いのを弾くの
おもろかったんやけど、
写真撮り損ねた。残念！！
アコーディオン組は、都丸さんがやりだした
パンクなスキャットに大野さんが続く。最高！