トラペ座&たゆきりん@アバンギルド。
油断してたらギリギリの時間になってもた。
焦って京阪特急で京都三条木屋町下がる、
六角あたりのアバンギルドへ。
開始10分押してたようで、
なんとかライブ始まりに間に合った!

まずは「たゆたう」+「かりきりん」、
もしくは「コロイド−(マイナス)パーカッションの池田さん」の
「たゆきりん」。
三本の弦と4つの女声が織りなす
綾のような音楽が、
アバンギルドの優しい音響に増幅されて、
まさに桃源郷ですわ。
アバンギルドは、照明で後ろに写る影もええ感じ。
桃源郷感がさらにアップします。



ああ美しい!
あの素っ頓狂な四人から、
こんな美しい音楽が生まれるなんてなあ。
お!かりきりんのナンバーから
「アメリカ人の言葉」。
この曲、ブチ切れてるからなー。
ブチ切れ好きの(笑)アッコちゃん、嬉しそうやー。
前にも言ったことあるかもしれんけど、
たゆきりんの音楽は、
自然の営みと繋がってる気がする。
吹き渡る風に波打つ草原、
かつて神さまが上陸した浜辺、
森の中にただ一箇所だけある陽だまり、
せせらぎを遡る魚たち。
そういうものと繋がってる。
いや、そういう海や大地に眠っていた音楽を
彼女たちが見つけて来たのかもしれない。
それくらいずっと昔から、そこにあるような
自然なたたずまいがある。
かと言って環境音楽みたいなもんではなく、
強烈と言ってもいいくらいの存在感がある。
稀有な存在やと思う。
ラストはコロイドの曲から「夜の舟」。
奄美の伝説から着想を得たというこの曲は、
広々として、深く、ずっと昔から
そこで生きた人たちを見つめる
神の視点を感じる曲だ。
静かに始まり、広がっていき、
ドラマチックに高まって行く展開に、
こっちの気持ちも高揚せずにはいられない。
今日は少し短いバージョンだったが、
最後のアカペラ部分で頂点に達する展開は、
やっぱり気持ちよくて仕方なかった。
ご飯は、沖縄で一緒だったアッコちゃんや
葉子さん、やっちゃんがいたからか、
ついついタコライスを注文してしまう。
アバンギルドは、やっぱりご飯が美味い!

そして、次はトラペ座。
初めて観るので、楽しみにしてた。
「初めて」と言ってもサックスの多田葉子さんと、
鍵盤の大野慎矢さんは他のバンドで観たことがある。
多田さんとは、こないだ沖縄の生活の柄以来、
つまりワシの誕生日を祝って頂いて以来だ。
チェロの菅原雄大さんは、まったくの初めて。
東欧、スラブ圏の音楽がベースらしいが、
どんな音楽なのか、楽しみでならない。



うわ!いきなり怒涛の哀愁!
学生時代、卒業旅行で行った
ギリシャの大衆安酒場で
突然始まった民族音楽のライブを思い出した。
ここ二十年くらい、思い出したことのない光景だ。
一曲目終わった途端、すごい拍手と歓声。
観客の質も高いんやろな!
二曲目は、大野さんがボーカルで
ロシア民謡に日本語詞をつけた曲。
大野さんは、前回は「山村暮鳥のうた」で
聴かせて頂いた記憶が残ってるからか、
大正浪漫なイメージを感じてしまう。
ロシア民謡やのに。
「トラペザ」はスラブ語で「宴の食卓」
みたいな意味らしい。
大野さんが不思議な楽器を持ち出した。
小さなバグパイプみたいな楽器だ。
やはりバグパイプと同じで、
タンクに口から空気吹き込んで、
手で押さえながら通続音の管と、
指で音程変えるリコーダーのような菅に
空気を送るようだ。
音もバグパイプに近い、
チャルメラみたいな鼻にかかったような音。
やっぱりバグパイプなのかな?
ワシの知ってるのはスコットランドやノルマンジーのバグパイプなんで、
東欧では、こんな形なのかもしれない。
(後でホームページ見ると、やはりブルガリアの伝統楽器で
バグパイプの一種「ガイダ」という楽器でした。)


気がつけば、多田さんもなんか
でかい楽器に持ち替えてた。
これはバスクラリネット?
深いええ音がする。
多田さん、ソプラノサックスに持ち替えた。

次のは、コソボの曲らしいが、
リズム的にはタンゴに聴こえる。
きっとなんか繋がりあるんやろな。
おもしろいなあー。
この曲も哀愁が飽和量に近いくらい
たっぷりモリモリや。
多田さんのサックス、吠える吠える!
あんなに小さな体で、
見た目は静かそうやのに、
こんな激情ほとばしる演奏しはるんやなあ。

ラストの曲、よう子ちゃん、あずみちゃんが、
観客たちと踊り出す。
メンバーがステージから降りて、
踊ってる人たちを先導する。
アッコちゃんがバイオリンで加わる。
まさに、あのギリシャの民族酒場や。
楽しい!!







アンコールは、たゆきりんも一緒に。
この曲がまた哀愁あるのに、
希望を感じさせるダンサブルな曲で、
素晴らしかった。





よう子ちゃんとヒロちゃんのボーカルも
自分の曲のように馴染んで艶っぽかったし、
アッコちゃんと菅原さんの弦楽器ユニゾンが
切なくて、たまらん快感。
多田さんは、バスクラとクラを持ち替えての
大活躍だったが、
バスクラのとき、あずみちゃんと
低音チーム組んだとき、
低音の快感に震えた。
あずみちゃんは、菅原さんとの
弦低音チームもかっこよかった。
大野さんも、アコーディオン&歌と大活躍!
ええ組み合わせやなあ!
このメンバーでライブやってほしい!
終演後、あずみちゃんに曲名を
教えてもらった。
この曲だった。
最後はなんやったかなあ、
有名なロシア民謡のダンス曲で退場。
観客のコザックダンスも飛び出した。



ほんま楽しいライブでしたー!
トラペ座、明後日は、
ザッハトルテとベートルズの
やっぱり京都勢とムジカジャポニカです。
大阪の皆さん、おススメです。
是非是非!

