ジョンソンtsuバンド、沖縄デビュー。

そして今回の来沖の目的である
ジョンソンtsuバンドのライブ、
昨日はコザ、センター通り(中央パークアベニュー)の頂点近く、
コリンザのすぐ近くの騒音舎で。
「こんなとこ知らんなかったなあ」と思ったが、
聞くと、できて一年ちょっととのこと。
知らんはず。

雑貨屋、服屋、CDショップ、
ライブハウスに、マッサージルームまである
なんか秘密基地みたいなワクワクする空間!
ライブハウスは、昼間とかは
貸しスタジオとして利用しているよう。
聞けば、前に来たときに行った
ポゴタウンの人たちが、やってるらしい。
センター通り閑散としてるので、
音で迷惑をかける人もいないのかな?
それを利用して、若い人たちが
ちゃんと経営も考えて、
自分の好きなお城を作ってる。
素晴らしい!!

しかもここの料金体系が革命的!!
アルコールもソフトドリンクも200円〜。
この「〜」が、いろいろあってメニューごとに、
ではなく、最低200円で、あとは個人判断!
お金に余裕ある人は500円でもいいし、
お金困ってる人は最低の200円でもOK!
「金ないけど、どうしても、
このライブ聴きたい」って人には、
夢のようなシステムだ。
ワシは300円にしてもらって、
回転数で、合計金額を稼ぐ作戦で
行かせて頂いた。

その場所で、メンバーのジョンソン、
ワタンベ、アッコちゃんと合流。
なんかコザで関西の友だちと会うって、
初めてで、興奮してる、ワシ。
お!ミーチュさん来た!!
一週間ほど前、糸満で会ったばかり。
なんか住んでる気になるなあ。
おおおお!首里から松本さんも来てくれた!!
伊江島のラム、サンタマリアの生みの親、
こないだハーバービューホテルで
バイトしてたヒカルくんのお父さん。
メンバーやミーチュさんを紹介する。
なんか沖縄在住の人同士が、
ワシの紹介で繋がるって、嬉しいなあ!!

ライブは6つくらいのバンドの対バン。
中では、ハードコアパンクが爆音で鳴り響き、
外ではお店のBGMとして、
高田渡のコーヒーブルースがかかってる。
不思議だけど、店の人と話をしてると
妙に納得してしまう空間。
渡さんのパンク性を、ちゃんとわかってるんやなあ、
と嬉しくなってしまう。

出演者に金城小町くん、いた。
聴いてみたかったので、ちょうど良かった。
なかなかオルタナな音で面白い。

ほかのハードコアパンクバンドも
おもろかったんやけど、
爆音がすごくて、中で聴いてると、
おっさんの耳がどうにかなっちゃいそうだったんで、
お目当てのトリまで、耳を残しておこうと、
ステージの演奏が漏れ聴こえるカウンターで、
だらだら過ごす。

松本さんにお付き合い頂き、
ハードコアパンクをつまみに、
去年フリーになられた松本さんから、
いろんなお話を聞かせて頂く。

カウンターの中では、前にポゴタウンで会って、
大阪の火影でライブ聴いたこともある
アルカシルカの女の子が、
アコーディオンとクラリネットや
ティンウィッスルで合奏始める。
遊びでやってるみたいやけど、
既に好きな音だ。
この音楽との距離感がコザらしい。

さあ、トリのジョンソンtsuバンドや。
コザの人が受け入れてくれるか、
ワシとしてもこの編成は初めてなので、
ドキドキしながら、始まりを待つ。

ジョンソン、ノリノリ!
二曲目で踊り出す人、笑い出す人。
ええ滑り出しや!
ワタンベのドラム、小刻みで正確で、
やたらかっこええ!
イガキアキコちゃん、今日も素晴らしく気が触れてる。
この二人が、ジョンソンの
コミカルプログレを加速する。
曲終わり、拍手とともに
笑い声が響くのが嬉しかった。
超絶テクニックを肥やしに、
ひたすらアホらしく楽しい音楽、
素晴らしいっす!
ジョンソンtsuの音楽に、バイオリン、
こんなに相性ええとは!
いや、アッコちゃんだからか。

ジョンソン、日本語わからない体で、
アッコちゃんが日本語でMC。
「たぶん何言ってるかわかってないと思います」とアッコちゃん。
大受け!!
でも、小声の業務連絡は日本語。
おもろ過ぎる!

お!アッコちゃんもホーミー声、
出せるんや!
なんでもできるなあ!!
ラストはすごいテンション!
観客も、完全にジョンソンtsuを
わかった上で、楽しんでる。

アンコールは、ベタベタ日本語英語の
「カリホルニア(わざとカリホルニアです)」
大受け!嬉しいー!
でも「民族旅館」も聴きたかったなあ。

終了後、物販も飛ぶように売れてる。
アッコちゃんに「すごかったー!」と
話しかける女の子。
ワタンベもドラム談義してる。
ワシの好きなミュージシャンが
ワシの好きな音楽の町、
コザに受け入れられてる。
嬉しいなー。

沖縄の人は、ほんまに音楽に素直や。
おもろいと思ったら、内地のバンドだろうが、
知らないバンドだろうが、
全然気にせず、ちゃんと評価してリアクションする。
オーディエンス質がすこぶる高いと思った夜だった。

外に出ると、太陽かと思うくらいの
月明かりが頬を刺す。
ワシの泊まるデイゴホテルのすぐ近く、
何度も前を通って気になってたが、
入ったことなかった24時間喫茶、
フリーダムでメンバーと、
メンバーが今日お世話になる
那覇の座波さんと食事。
喫茶店とは言え、食事の充実が半端ない。
内装も半端ない。
ジョンソンは真夜中のステーキという
正しい沖縄の夜食を平らげた。

何で今まで入らんかったんやろう!
と思うくらい気に入って、
今、そこで朝飯を頂いてる。
初日から濃密な夜だったなあ、
と思い出しながら。

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