打音とウタとボッサでムジカ

本日ムジカでのご馳走一皿目は「打音のバラード」。
ドラム他のワタンベ、
ジャンベ他の横沢道治さんの
打楽器チームの即興演奏。
そこにバイオリン他の
イガキアキコちゃんがゲストで入る。

面白い！タイトル通り、ほぼ打音だけで
構成されている即興演奏。
音が振動として足からも入ってくる。

たぶん、こういうのは、考えてたら
次の手が出せなくなるんやろな。
三人が、白紙というか、無に近いとこで、
相手の出してくる音に神経を配って、
次の手を打ってる感じ。
アッコちゃんも打音だからか、
ピッチカートご多い気がする（笑）
それぞれ即興でやってても、
相手を意識してるので、
ひとつの世界になっているのが見事。

不思議なことに三人の波は
次第にひとつにまとまり、
大きなうねりになって、
聴いてるワシらも巻き込んで行く。
一番高まったときは、
三人だけでなく、会場にいる全員が
同じ速さ、同じタイミングで脈を
打ってたかもしれん。
どうやって終わるんやろな？と
途中で思ってたけど、
同期した鼓動はツーカーなのか、
やってる方にも聴いてる方にも、
ごく自然に「なるほどな」と
思えるとこで終わる。

そして一組目にも関わらず、アンコール出る。
みんな気持ち動いてたんやなー！
なんか嬉しい。
まあ、短くやるの無理ってことで、
アンコールはナシでしたが（笑）

ご馳走二皿目は、高田靖子さんとカオリーニョ藤原さんの
ボサノバユニットに、
今日はドラムの太田ピカリさんが入ったトリオで。
太田さん、コーラスもしはるんやー。
一曲目から、靖子さんのリードボーカルに
ピカリさん、カオリーニョさんのコーラスで
聴いたことのない世界に連れて行ってもらった。

お！次は友部さんの「壊れてしまった一日」やんかー。
靖子さんの誰にも甘えてない凛とした声は、この曲に合う。
凛としてるからこそ、少し寂しげに聴こえる。

靖子さんとピカリさんで
♪〜サボテンもろてん食べてしもてん〜
て、関西弁の歌詞の歌が、おもろくて、かわいくて、
コーラスが綺麗で、けっこうツボ入った。
ピカリさんの曲で「お腹の張り」って
タイトルらしい！おもろいわー！！

本格ボッサやサンバもやってくれはった。
もうすっかり靖子＆ピカリの
女性コーラス隊にやられちまった。
どんどん快感になってって、
もうコーラスを待ってるくらいの感じ。
もちろん、黙々と支えてるカオリーニョさんの
ギターも素晴らしい。

おー！ゲストでアッコちゃんが入った！！
「クラゲの二人」って曲もおもろかったけど、
アッコちゃんのバイオリンもおもろかったー！
リハでいきなり誘われたらしいけど、
あんだけの演奏！大したもんですわー。

ラストは、カオリーニョさんの「人生の花」。
初めて聴く三拍子バージョンで。
もともと好きな曲やけど、
これはこれで気持ちええ。
ちょっと昼寝したくなる心地よさ！

おお！アンコールは、アッコちゃん、ワタンベ、横沢さん、
つまり今日の出演者全員で。

つまり打楽器奏者が三人で（笑）
何をやるかと思ったら江州音頭（笑）
今日から六月。もう夏ですなー。
バイオリンというかフィドル入りの江州音頭、
なかなか面白いやんかー！
どういうわけかアッコちゃん！
それもうケルトのフィドルやんか（笑）
江州音頭とケルトの融合。
またプログレなもん、聴かせてもらいました。
最後は観客も踊り出して、
今年初の盆踊り大会となりましたよ。

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