ムジークフェストなら「沖縄音楽フェスト ウタめぐり、島めぐり」。

本日は、奈良公園まで「ムジークフェストなら」の
「沖縄音楽フェスト ウタめぐり、島めぐり」に。
大仏殿の見える春日野園地特設ステージで、
無料の沖縄ライブなのだ!
5年前に来て以来、2度目の参加。
今年も「無料」とは思えないメンバーだ。

今回の司会は、初登場「せやろがいおじさん
として有名な榎森耕助さん。
奈良の天理出身らしく、沖縄、奈良両方に縁のある人、
として抜擢されたようです。
いっつも動画見て感心してたんで、
生で見るの、ちょっと楽しみにしてました。
最近の「年金」テーマの動画もズバッと言ってくれて
気持ちよかったです。

5年前は、けっこうゆるい感じで、客も少なく、
屋台とか、全然混んでなかったんやけど、
5年の間に人気が出たのか、
始まる前から結構な人混みで、
沖縄そばとかすごい行列になってる。
「しばらくしたら空くかな〜」と
あまり並んでないフランクフルト買って、
とりあえずの空腹を満たす。

最初は、大工哲弘さんのお弟子さんたち、
大晢会奈良支部の「八重山うた」。
奈良にもこんなにお弟子さんがおるんやなあ、
とびっくりしたが、レベルの高さにもビックリ。
しかし、陣取りとかでバタバタしてて、
写真撮るの忘れてました〜。

続いては、琉球國祭り太鼓 奈良支部。
創作エイサーって言うらしいが、
エイサーを基本にアレンジ加えた、
太鼓踊りも面白いし、
獅子舞の息の合い方もぴったりで見事。
子供たちも出て来て、
あ〜こんなに奈良でも沖縄の芸能をやってる人がいるんなやあ、と感心した。
けど、ここのオリジナル音楽もそうやし、
よさこいも、集団踊り系のオリジナル音楽って、
なんでちょっとDQNな匂いのする
打ち込み中心のマッチョな音楽になっちゃうんやろ。
なんか他のやり方ないのかなあ、とちょっと思う。

次のHIRARAさんのとき、雨が激しくなり、
ビニールシートかぶったりしてて、
また写真取り忘れる。
すんません!
HIRARAさん、台湾の原住民の民謡とかネパールの民謡とか
取り入れてはって、台湾で評価高いらしいけど、
せっかく宮古出身で、宮古の中心地「平良」にちなんで、
HIRARAって名前にしてるらしいので、
宮古の民謡にも向き合って欲しいなあ、
と少し思った。

ここまでで、ちょっとおもろかったのは、
せやろがいおじさんが、どの出演者も、
歯が浮くくらい褒めちぎってところ。
時事ネタ動画では、痛快なくらい遠慮なく
ズバズバ本音を言ってくれて、
「そうそう!!」と頷いてるんだが、
やっぱり司会となると、あんだけあけすけには
言えないんやろな(笑)

気になってたオリオンのチューハイを飲めたのは嬉しかったが、
やっぱり島酒が飲みたくて探した。
5年前は何軒もあった一升瓶から注いでくれる店は
規制されてるのか一軒もなくて、
川島君から聞いたカップで売ってる店に行くと、
久米仙のカップが二個だけ残ってて、
これで終わりと言われたので、
当然、買い占める。

そして、楽しみにしてた池田卓くん。
10数年前から知ってて、
「爽やかな若者」ってイメージやったけど、
やっぱりそれなりに歳取らはったなあ。
こないだ、知り合いがあげてた写真で、
頭に白いもんが混じっててビックリした。
音楽は、やっぱりいい!
オリジナルも、トゥバラーマも、
自分の心に真っ直ぐに、人に受けるためではなく、
自分の感じてることを背伸びなく形にしてる真の部分は、
若い頃と変わってなくて、
「ああ、この音楽をまた聴けてよかった」と
素直に思えた。

そして、一緒に聴いてた川島君と意見の一致した
ビックリするほどの典型的琉球美人、上間綾乃さん。
今回もしっかりしたサポート陣に支えられて、
間違いない音楽やってはりました。

確か、5年前もこのステージで観たはず。
その時よりかなり進化した気がする。
何より、あの綺麗な口から、
この歌が聴こえてくるのだと思うと、
ちょっと嬉しくなってしまうのは、仕方ないな。

「そろそろ店も空いてるかな」と思ったら、
ほとんどの店が売り切れで、食うもんがない!
腹減ってて、酒以外のカロリーが欲しかったので、
唯一残ってた沖縄ぜんざいを買ってしまう。
酒飲みながら、甘いもん、、、まあ仕方ないか。
しかも白玉切れてたので、
要は、あずきかき氷でした。

そして待ってました!!我らがテッシー!大工哲弘さん。
いつの間にか雨もほとんど止んでいる。
まずは「安里屋ゆんた」から。
こんな死ぬほど聴いたことある、
シンプルな歌やのに、
なんでこんなに違って聴こえて、
チムを直撃するんやろ。
やはり大工さん、素晴らしい!!

恒例のダジャレタイム(MC)挟んで、
「ざんざぶろう」!
嬉しい!!
「奈良といえば豆腐が有名ですね」、
「沖縄から奈良、思えばとうふに来たもんだ」。
今日一番のダジャレの次は、
「あがろうざ」。
ああこの声の伸び!たまらん!!
苗子さんの琴も、心地よい。
おお!苗子さん踊り出した!
めちゃ楽しいなあ。
大工さんのラストは「トゥバラマー」。
もうこれは、たまらんやろ!
これは、もう「どこでもドア」やな。
今日の「どこでもドア」を開けると、
8年くらい前の小浜島で乗った船、
西表に沈む夕陽を眺めてた船の上に繋がっていた。
「きっといつか思い出す」と思いながら見てた夕陽を
今日、このタイミングで思い出すとは思ってなかった。
大工さんは、ほんまに忘れたくない景色、
見たこともない景色、
いろんな景色を、不意に見せてくれる。

だいぶタイムテーブルは押してたが、
自ら、ワンモア言い出して「さよなら港」。
奈良には港はないけど、
さよならの気持ちを歌いたかったんやろなあ。
嬉しいなあ!
あとで、せやろがいおじさんに
「大工さんに『もう一曲いい?」言われて、
誰が断れますか?」って言われてはったけど(笑)

そしてトリは宮沢和史さん。大城
ライブ聴くのは、めっちゃ久しぶりやなあ。
5年くらい前のテルリン祭り以来やと思う。
おお!「君に会いに行くよ」から。
ああ、なんかこの歌、ライブで
聴けるだけで嬉しいなあ。
レゲエアレンジが、また気持ちええ。
「風になりたい」では、
客席のみんなが口ずさむ歌が、地響きのように聴えて来た。
宮沢さん、やっぱすごい人気なんやなあ。

山梨出身の宮沢さんが、沖縄を歌う、
それを観るワシの視界には、
ある意味ヤマトの象徴、大仏殿も入ってる。
なんか不思議やけど、
忘れたらあかん、大事な風景、って気がした。
コーラスで入ってた大城クラウディアさんも
一曲、リードボーカルを。

宮沢さん、もちろん大メジャーだけど、僭越ながら、
その中では音楽に対する優先順位が、ワシに近い人やと思う。
ちゃんと歌に向き合ってて、歌う理由が
自分の中にあるのがわかる。
それが、本当に嬉しい。
そして、島唄。
この歌は、もう宮沢さん超えて、
沖縄にとっても大切な歌になってるのだろう。
宮沢さんの声でライブでこの歌聴くのは、
もう何度目なんだろう。
やはり、この歌は、この歌で、
宮沢さんの沖縄に対する真実の歌なんやと思う。
ワシは、20年近く前、
大工哲弘さんと、大城美佐子さんと、
安里勇さんの前で、この歌を歌わされて、
めっちゃ恥ずかしかったこと思い出した(笑)
堀内加奈子ちゃんもおったっけな?
てか、加奈子ちゃんに無理やり歌わされた気が(笑)
琉球祭り太鼓の人たちも出て来て、
「しんかぬちゃー」

いよいよクライマックスだ。

最後は出演者も全員出てきて、観客も一緒に「島唄」の大合唱。
おおお!大工さんが島唄歌った!
こんなん、なかなか観られへんやろな〜〜。
で、カチャーシーは唐船ドーイで。
川島君も踊りまくる。

いやあ。ほんまにきてよかった〜〜。
こんだけ満足して、無料とは嬉しいなあ!

川島君とわあわあ言いながら、近鉄奈良駅まで戻る。
こないだせい子さんから蜂蜜もらった時、
入れてくれた瓶が、めっちゃ気になってた。
奈良の新名物大仏プリン、
川島くんが思い出してくれたので、
抜け目なくゲットして、
大満足の奈良への遠征でございました。

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