手島裕司コピー・クロニクル推薦文。
オカケンに頼まれて
「ど〜せ、日本を代表する立派な広告人の推薦文の後、
おまけみたいな感じで紹介されるんやろな」
と思って書いたら、
初っ端で紹介されてビックリ!
これ、ほんまに広告イベントなんやろか?
ダメ人間イベントになってしまうんちゃうやろか、と少し心配。
「オカケンの言葉」
橋本亮介さんに「手島裕司コピー・クロニクル」推薦文をお願いしたら
おもろい「B面の手島裕司論」ができました。読めば来たくなるかもw
「本文」
もともと、あまり深くは、人と関われないタチなので、
ワシの人生、「腐れ縁」なんてもんに、縁があるとは思っていなかった。
が、オカケンから「ソウルメイトとして手島さんのことを書いてくれ」と頼まれ、
「ソウルメイト?そんなカッコええもんやないわ」思った時、
思いついた言葉は「腐れ縁」しかなかった。
と言っても、仕事は、数えるほどしか、ご一緒したことがない。
ともに過ごした時間のほとんどは酒がらみ。
ライブをご一緒することも多いけど、
だいたい飲みながら観てるので、それも含めると、
ほぼ、会ってる時は飲んでる気がする。
多分一緒に飲んだ時間は、ワシの知り合いの中で最長やろなあ。
まあ、ワシに友だちが少ないってだけの話かもしれんが。
初めてお会いした時は、警戒してしもた。
「この人、ニコニコしてるけど、目は笑ってない。怖い。」
今でも「目が笑ってないなあ」とは思うけど、
今では、それが信用できるポイントになってるんだから不思議なもんだ。
あの目は、最終的には、ウソをつかない人間であることの表れのように感じている。
(表面的なウソ、仕事上のウソは、息をするように自然についてると思います。)
沖縄、ライブ、飲み屋、いろんなところにお誘いした。(されたこともありますよ!)
ワシは基本的には、人を誘うのは苦手なんだが、
手島さんの場合は、気に入らない時は、忖度せず、断ってくれるので、
却って、遠慮なく誘える。
で、けっこう「おもろい」と思うものが、一致してるので、
さらに安心して誘えるのだと思う。
結果、いろんなところで飲んだ。食った。ライブ観た。
福岡はもちろん、鹿児島、熊本、小倉、門司港、下関、
京都、名古屋、豊田、銀座、、。
大阪は、十三、天満、西成、って、なんや場末ばかり行ってるな。
そういえば、沖縄でも、那覇の栄町や桜坂、コザの中央通り、
ドブの匂いのするような場所でばかり飲んでいる気がする。
石垣島や波照間島、竹富島とか、
皆さん憧れのリゾート地にも一緒に行ってるんだが、
その時は、自分たちが、泡盛と加齢臭混ざった、
ドブの匂いを自力醸造して、リゾートの雰囲気をぶち壊してる気がする。
ちなみにワシが今まで飲んだ中で、一番美味かったビールは、
手島さんと、竹富島のコンドイビーチで午前中に飲んだオリオンだ。
その前の晩、「加齢と共に、ビールの苦味が美味しく感じられなくなった」
という話で、盛り上がってたにも関わらず、だ。
あんまり美味かったので「手島さん、すんません。ワシ昨日嘘ついてました。
今、人生で一番美味しいビール味わってます。」と言うと手島さんは、
「俺も、そう思ってました」と答えた。
「このおっさんには、気を使う必要ないな」と心から思った瞬間だったのかもしれない。
そういえば、京都の大原では、濡れセンベエ屋さんのおばちゃんに
夫婦に間違えられたこともあったな。
ワシが赤基調の花柄の派手なアロハ着てたからか。
坊主頭なのにな。
「そういえば、こんな柄のムームー着てる、短髪のおばはん、関西には結構おるかも」と
ゲラゲラ笑ったなあ。
お互い、還暦を越えて、幾分フットワークも重くなってきたので、
今は、年に2~3度会えたら、ええ方だけど、
これからも、「一緒におって、一番楽な人間」として、
腐れ縁の延長をお願いしたいと思っている。
せっかくなので弔辞も、是非お任せいただきたい。
ワシもそんなに長生きするタイプでもないと思うので、
「早よ、してくれんかな」という気持ちが、ないではない。