タテタカコ @ムジカジャポニカ 。

土曜日は、ムジカジャポニカでタテタカコさん。

ピアノに座った途端、
ミチロウさんの「カノン」が響く。
虚を突かれて、あっとなる。
タテさん、那覇のアサイラムで
遠藤ミチロウ復活祈願祭をやってきたと聞いた。
きっと、その続きで、闘病中のミチロウさんを思い、
励ます気持ちなんだろう。
タテさんの透明な心。。
せい子さんと顔見合わせて、
一曲目から涙が滲んでしまった。
ミチロウさん!ムジカで待ってますよ!
帰って来てくださいね!

那覇のアサイラム、豊田の橋の下、
ミチロウさんがいて、
タテタカコさんがいた場所に、
心が飛んで行く。
素晴らしい幕開けだ。

ただただ、この声に包まれる幸せを感じる。
タテさんは、ときどき歌い始める前、
上を向き、何かを待ってるような表情になる。
きっと、天上からのサインを待ってるのだろう。
そして、その声は、ワシみたいな小汚く、重たいやつまで、
空中へ引っ張り上げて、
天上の風景を垣間見せてくれる。
まさに「宝石」だ。
「異臭を放った宝石」という歌詞が
違和感なく、突き刺さってくる。

アンデスの「花祭り」をベースにした曲、
原曲も好きなんで、当然、好きなんやけど、
なんて題名やったかなあ。
後日調べたら、そうか!
「ワスレナグサ」だった。
タテさんの声にメロディが、よく合う。

休憩中、タテタカコさんのフリークで、
「たぶん来てるやろな?」思ってたら、
やっぱり来てた川島くんと、
久しぶりにいろいろ話す。
同じもんが好きなやつと話すのは、
やはり楽しいな。

二部も透き通った声に包まれる。
もうすぐ公開の「いつくしみふかき」という
映画の主題歌を作って歌われたらしく、
その曲を歌ってくださった。
いい歌だ。きっと映画もいい映画なんだろう。
観に行こうと思う。

タテさんの声は、いろんなものと共鳴するのだろうか?
ときどき、真後ろから聴こえてくるような感覚になって、
ふと振り向いてしまったり、
ユニゾンで誰かと歌ってると思ってしまったりすることがある。
こんな感じになる人は、
ワシには、あと2人いる。
遠藤ミチロウさんと、ムジカの主、伊藤せい子さんだ。
せい子さんはもちろん、タテさんも、ミチロウさんも
ムジカを愛されてる方々、
こんな素晴らしい人たちと同じものを愛してる
というのも、嬉しい話である。

「手の鳴る方へ」は、少しテンポ速くて、
少し和風のテイストがある曲、
タテさんも少しこぶし回して歌う。
ふと下村ようこちゃんとデュエットしたら、
めっちゃ極楽サウンドに
なるんちゃうか?と思った。
いつか聴いてみたいもんやな。

今日はムジカのピアノが、
調律師にフルメンテしてもらった後の、お披露目ライブらしい。
確かにピアノの音も、透き通って、粒粒で美しい。
ピアノも最初に弾いてくれたのが
タテさんで喜んでるんやろうな。

二部でも、ミチロウさんの曲を歌ってくれた。
UAさんも歌ってた「我自由丸」。
歌ってるとき、タテさんの頭には
きっとミチロウさんいるはずやと思ったんで、
ワシもミチロウさんを想像しながら聴いていた。
なぜかステージの上ではなく、
橋の下で、アサイラムで、ムジカではにかみながら立ってる
ミチロウさんばかりが頭に浮かんだ。
素顔のミチロウさんは、本当に物静かで、はにかみ屋さんだ。
ステージとあまりに違うので
「本当にミチロウさんかな?」と疑ってしまうくらいだ。
あの照れた笑顔に、早く会いたい。
できれば、すぐに会いたいな。

酔ってたわけじゃないのに、
ラスト前あたりから、アンコールまで
桃源郷を彷徨って迷子になってたみたいで、記憶が曖昧で、
アンコール二曲目、三たびミチロウさんの曲、
「冬のシャボン玉」で、ふと我に帰った。
どんな曲聴いたかは覚えてないが、
気持ち良かったことは覚えている。

最後はやはりこれを聴かなきゃ帰れない!
「しあわせのうた」

ほんとに美しく、しあわせな時間だった。
また、この至福を味わいたい。
味わわなければ!

終わってから、良元優作さんの大兄ちゃん登場!
えらい盛り上がって、
川島くんが帰るタイミングで
なんだかわからんけど、
変顔することになってもた。
あ、写真は川島くんのタイムラインから
拝借しました。

ふと気づけば、タテタカコ&PAチーム、
ムジカ店員チーム、皆さんムジカTシャツ。
思わず並んで頂きました。

この日のお客さんは行儀良いようで、
土曜日なのに終わって1時間も経たない22時30分過ぎには、
客で残ってるのワシだけに。
ワシもそろそろ帰ろうか、と思ってたんだが、
せい子さんが用事で外に出たときに思い出した。
「てっぺん超えたらせい子さんの誕生日や!」
タテさんチームに伝えると
「よく思い出してくれた」と
早速まだ開いてるケーキ屋さん探しに。
仕事が速い!

ワシも、飲み屋相手のまだ開いてる酒屋に行き、
一番プレゼントらしい、
ガラスのハイヒールの容器に入ったカクテルを購入。
せい子さんらしくはないが、致し方あるまい。
てっぺん超えを待ってせい子さんに
喜んで頂いた。
めでたしめでたし。

まあ、22時30分に帰るつもりやったのが、
てっぺん超えるまで飲み続けたので、
ワシはめでたしめでたしとは行かなかったが、
それはまた別の機会に。

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