モリト、ヨシキ、ユーサク@栄町 生活の柄。

滞在21時間、ワシ史上最短の沖縄弾丸旅行。
初めての沖縄ツアーに出かけた良元優作さん。
ほんまは全行程追っかけたかったんやけど、
それは無理でも、一発目のライブ、
しかもワシの大好きな栄町の、
大好きな「生活の柄」でやるライブだけは、
どーしても目に焼き付けておきたかったのだ。

対バンも素晴らしい!
ひとり目は糸満盛仁さん。
マルチーズロックのボーカリスト、
今日は一人で弾き語りだ。
ちなみに、この「生活の柄」の
ご主人でもある。

一曲歌っていきなり
「優作さんと会うの初めてなんだけど、
優作さん来たら、大阪から橋本さんとかダメな人が来たんで、
ダメな人なんかなーと思った」とかまされた(笑)
場を和ませてくれる。 
いきなりあったかい空気に染まっていく。
盛仁さん、ナイス!!

そう言えば、モリトさんの弾き語り、
めっちゃ久しぶり。
数年前の「生活の柄」の忘年会以来かな。

今日のPAはマルチーズロックのギター、ホールズさん。
モリトさん、当てつけるように(笑)、
「実は僕ギター弾けるんですよ」と言いながら、
初めて弾き語りしたという曲
「なごり雪」を少し聴かせてくれる。
なんかホームならではなんかもな、と思ったときに、
何回も何回も何回も生活の柄、来てるのに、
モリトさんのライブ、ここで聴くの初めてなことに気づいた。
ワシの誕生日でハッピーバースデー
歌ってくれたことは、あるけど(笑)

そして、モリトさんのMCを
しっかり聴くのも初めてかも。
めっちゃ笑わせてもろた。
そして、モリトさん、やっぱり栄町に生きる野良犬なんやな、と思った。
人に頼らず一匹で生きる、みすぼらしくて美しい野良犬だ。

さすがアサイラム直前の那覇、
客席には、夢野カブさんや、
音道青心さんもいる。
そして、さすが那覇!
開始予定20時なのに、
始まったのは20時40分くらい。
そして、1組目のモリトさんが終わる頃、ようやく席が埋まる(笑)
最後の最後まで、モリトさんは、
泥だらけの美しい歌を聴かせてくれたなあ。

2人目も、またすごい!
フロム豊田、タートルアイランドの、ボンクラ峠の、
ALKDOの永山愛樹さん。
ほんま、ええ夜やなあ。

沖縄は旧暦も生活の中に生きてるので、
今日は、新年の二日。愛樹さんも、韓国籍なんで、
旧暦の習慣があるらしく、二日前の大晦日、
入墨はあるけど、指の少ない人たちに、囲まれて歌う羽目になった話(笑)
めっちゃおもろかった。
「ギター貸してくれ!」と言われたけど、
そりゃコード押さえられないよね(笑)

栄町で愛樹さん聴くの初めてやけど、なんの違和感もない。
やっぱり愛樹さんも野良犬感あるからかな(笑)
その声が栄町に溶けていくのが、
もうワシの快楽になってる!
ただ、ワシ、風邪気味で飛行機乗ったので、
左耳に数枚フィルター入ってる感じ。
はよ、このフィルター、取れてくれ!

声に聴き惚れてしまう。
特に声が空気に溶けてなくなる瞬間。

客席からすげえいい合いの手、
誰かと思うと夢野カブさん。
なんて贅沢な夜なんや!!

生活の柄は、
二階から一階に注文できるように、
一部吹き抜けになってる。
そこから厨房にいるモリトさんの声が聴こえる。
「愛樹、サイコー!」
ああ、この時間こそ、愛おしい。サイコーや。

橋の下の大観衆の前でも、
30人に満たない今日のような場所の観衆の前でも、
この人は、ちゃんと楽しそうに熱量を持った
伝わるライブをしてくれる。
そして、この人の話は、
ゲラゲラ笑うけど、本当に深く、
大切なことを言ってくれる。
ワシはけちだから、ここでは言いません(笑)

お!愛樹さん「島々かいしゃ」を!
レゲエかなんか、ちょっと混じってるけど、ええ感じです(笑)

おおお!ミチロウさんにエール!?
「ジャスト・ライク・ア・ボーイ」!
モリトさんが、ハーモニカで飛び入り。
これを栄町で聴いてる?
切なさと愛しさと幸せとに
押しつぶされそうや。

そして、トリ。
この瞬間のために、ここに来た。
10年?それくらい、この瞬間を夢見てた。
唄の島、沖縄で、良元優作さんが
どう聴こえるのか。
どう聴かれるのか。

一曲目は、「ペンノレ」。
どう?どう?
終わった途端、いきなりすごい拍手。
そやろ?そやろ?
な、沖縄!な、那覇!な、栄町。
ええやろ?

で二曲目は「マイ・ホーム」。攻めるなあ。
こんな盛り上がるかどうかで言えば、
盛り上がらない静かな曲を二曲目に。
沖縄の人に本気で自分を
問うてる気がした。

那覇の中、と言うより、沖縄の中でも、
一二に好きで、大切な場所に、
良元優作さんがいる、と言うだけで、
本当に嬉しくなってしまう。たまらん。

「月と金星」を挟み、旧正月にしては暑い、
Tシャツで行けるこの夜に、「風につらつら」。
ああ、ああ、何回も聴いたこの曲が、
那覇の風景に描き換えられて、聴こえてきた。
味わったことない体験。

「キムおじさん」で、場内が静まる。
ワシに、ものすごく染み入って来る。
何?これ?どーしたの?
と思ったら、キムおじさんの舞台、
生野とこの栄町がどこか似てるからかも、と感じた。
すぐそこにキムおじさんがいるような感覚。
百回は聴いたことあるだろう、この歌、
でもキムおじさんを、こんなに身近に感じたのは
初めてかもしれない。
沖縄の人もそう感じてくれてたのかな?
だから、こんな静かな曲なのに、
拍手がすごかったのかな?
そういうことに、しておこう。

そして次は愛樹さんのリクエストで「眼鏡橋」。
沖縄の人がたくさん住む、大阪大正の歌、愛樹さん、ナイスアシスト!

やばい!「ネギネギブギウギ」。
コール&レスポンス知ってるの、ワシくらい??
けど、最後には皆さん笑いながらやってくれました。
良かった!!

「餃子くさいおっちゃん」の歌に続いては、「何も考えない」。
あ、この歌は地面に突き刺さるように聴こえて来る歌なんやな。
やっぱり、違う町で聴くと、知ってる曲が全然違うように聴こえて来る。

「生活の柄」に敬意を表して、「永遠にこのままの訳がない」。
全員でなくてもいい。
この中のひとりにでも、深く良元優作が伝われば、それでいい。
きっとそうなってるはずやと思う。

そしてキラーチューン「帰り道」。
この曲を初めて聴く人がほとんど、
という環境が、既に嬉しい。

そして「きっかけ」。
優作さん、自分をほんまに、
全部さらけ出そうという勢いで、歌ってはる。
なんかそれだけでも涙出そうになる。

ラストは「ペプシドライブ」。
つまり、ワシ泣いちゃうコース。
本当に、だれか一人でも、
優作に心震わして欲しい。
祈るように聴いていた。

終わった時間、ちょうど23時59分!
てっぺん超えのアンコールは、
愛樹さんと「アリラン」。観客全員歌う!
モリトさんとガブさんも歌う!!
素晴らしいライブや。

ダブルアンコールの前に、店主モリトさんが
「優作、もー一曲やれ!やって締めろ!」
正しい(笑)

「さっきまで優作さんやったのに、もう優作(笑)」と言いながら
「ターちゃん」。
ナイス選曲。

そんなに多くない観客数やけど、
たぶんこの中に優作さんを忘れられなくなる人、
いる。
たぶん、モリトさんも、そのひとり。
あー来て正解!

けど、それで終わりきれなかった優作さん、
「まあいいやで日が暮れて」を。
こんなに、こんなに。
たくさんやってくれるとは。
優作さんにも感じるところ、
あったんやろなあ。

なのにまだ、愛樹さんと「石」を。また極上の石、こんな曲聴いて、
じっとしてられるモリトさんである訳なく(笑)
なんか「ゆめは夜開く」を
ベースにしたアドリブみたいな曲を(笑)

いつ尽きるともないライブも、
ようやく尽きてしまった。
先週金曜、いきなり思いついて、
弾丸で来てしまった自分のアホぢからを
自分で褒めてしまう。
アホで良かった!!

優作さんも大阪を代表する野良犬(笑)
野良犬が三匹、野良犬の似合う町でやったライブ。
ほんまに素晴らしかった。

帰り道、ホテルが牧志駅前だったので、
念のため、向かいの寿来に寄ってみる。
当然閉まっていた。
まあ開いてたら、確実に深酒コースなので
閉まってて助かったのかもしれんが(笑)

開けて本日、もう空港。
ほんまに短いけど、充実した
那覇滞在であった。

コメント、ほんまにいっぱい、
感激しました!
(20240207記)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA