ロールスロイズ、サイナラトモロック、音道青心@アガッタ。

今年初の平日ライブは、昨晩、ミナミのアガッタへ。
今日は、アンドーさん、春ちゃん、二人揃ってて、
年頭のご挨拶もできてよかったですわ~。

1組目は、久しぶりのロールスロイズさん。
モンキーキングさんの方がわかる人、多いのかな?

初期衝動がそのまま活かされてる、熱量ある音楽だが、
そこに哀しみという年輪も足されている気がする。
楽観的でもなく、悲観的でもなく、
現実をじっと見据えて、
辛いことからも目を背けないが、
かと言って、絶望することなく、
どこかに希望があるはずだと
目を皿のようにして生きて行ってる、
そんな気のする音楽や。
ずーっと、初期衝動のままやってきた、と言うよりは、
ぶつかったり、へし折れたり、
悔しがったり、悲しがったりしながら、
どんどん、いらんもんが削ぎ落とされて、
自分にとっての初期衝動が、
純化されて行ったのかもしれない。
つまり、初期衝動は活きてるが、
二十やそこらの小僧や、
昨日今日、音楽始めた素人に
できるようなしろもんではない、
ということである。
彼の現時点が新しいスタート地点になって、
常に初期衝動を保ったまま、
熟成して行く、
そういうミュージシャンだと思う。

2組目は、お名前をお聞きするのも初めて、
サイナラトモロックさん。
京都の方らしい。
元々ちょい捻くれてたのだけど、
歌ってるうちに、捻くれてることの
馬鹿らしさに気がついて、
真っ直ぐになろうと頑張ってるって感じの音楽に聴こえた。
若い奥田民生さんって感じがしないでもない。
後半は、ギアチェンジしたみたいにフォークっぽくなりましたよ。
しかも、なんか捻くれが復活したかのような(笑)
不思議なコード進行のフォーク。
そういう意味では、ちょっとノスタル人を思い出す
捻くれて、不思議なフォークソング。
そのあとにやった、ロールスロイズくんがコーラス入れてた曲は、
きれいなメロディの名曲でございました。
「ジャカジャンに戻ります」ゆーて
やり始めた「コカコーラ」は、
なんとなくクラッシュ混じってて、
けど青春っぽくて、かいらしかったです。
ラストの曲も、覚えやすそーな
メロディで、ノリのよい、青春ソングで、
楽しゅう聴かせて頂きました。
サイナラトモロックさん、
動画見つかりませんでしたー!
すんまへんー。

トリは、音道青心、通称、音ちゃん。

音ちゃん、去年の橋の下は、田植えで来られなかったんで、
会うのも、ライブ見るのも、一昨年の橋の下以来かな?
音ちゃんは、旋盤かなんかで、
左手の指を何本かやっちゃったんで、
一五一会で弾き回るパンクロッカーだ。
明るく真っ直ぐな歌、明るく真っ直ぐな性格、
会った人は、みんな音ちゃんのことが好きになる。
そう言えば、閉店やのに、
春ちゃんに無理言って開けてもらったここアガッタで、
夜ストの三浦雅也さんと、音ちゃんのこと語った夜があったなあ。
元気よくはち切れんばかりのパンクソングで幕開け。
音ちゃんライブの名物コーナー全員との乾杯を経て、
原子力とのお別れをしっとり歌う「さらば原子力」。

この辺は、音ちゃんのストレートさが
そのまま、ええ感じで出てる気がする。
音ちゃんの音楽は、音ちゃんそのものの音がする。
指がなくなっても、何があっても、
ニコニコ笑いながら、前を向いて歩き続ける音楽。
聴いてる人を、元気にしてくれる音楽。
ワシのような捻くれた奴には、
その真っ直ぐさが、少し痛いくらいなのだが、
ここで「ケッ!」って言うのは、
自分が恥ずかしくなるだけなので、
痛いまま、音ちゃんの素直さに酔うのが、正しいやり方なのだ。
音ちゃん、今日もありがとう!


音ちゃん、この後は、鳥取とかも廻るらしい。
その後、那覇でアサイラムのオープンマイクとか出た後、
なんと!夢野カブさんや石原岳さんと、
石垣島のすけあくろうやBbに出るらしい。
那覇の皆さん、石垣島の皆さん!よろしくです。

ライブ後、モンキーくんに多少照れくさいくらい、
ライブレポートのこと褒められる。
こんな風に、一生懸命、読んでくれてる人もいるんやなあ。
ライブのレポート、開き直って「自分のために」を第一に
書いてるので、人が読んでようと、なかろうと、
長すぎようとお構いなしで書いてる。
だから、余計にこういう人がいると嬉しい。
めっちゃ嬉しいねんけど、
このレポートでガッカリさせてもーたらど~しよ(笑)
サイナラトモロックくんは、最近東京から故郷の京都に移り住んで、
しかも左京区の一乗寺に住んでるらしいので、
左京区の良さについて熱く語ってしまった。
とにかくサロン・ド・毘沙門に、行くように、と言い渡す。
左京区の皆さん、仲間に入れてあげてくださいね!!
そして、音ちゃんとは、杯を重ね、ゆっくり語り合う。
アンディーや春ちゃんも交えて、語るので、
楽しくて、楽しくて、酒が進んでしまった。
けど、二日酔いは全くない。
気持ちのいい酒だったなあ。
考えたら、音ちゃんとは、橋の下や那覇で会ってるけど、
大阪で会うのは、初めてか。
音ちゃん、また日本のどこかでな!

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