ジョー・ヘンリー、リサ・ハニガン、ジョン・スミス@梅田クアトロ。

ワシが言うと何ともウソ臭くなるんだが、
「素敵な」ライブだった。

ジョー・ヘンリーも良かったが
リサ・ハニガンとジョン・スミスが
予想以上に素晴らしかった。

元々、ジョー・ヘンリーのアバンギャルドさを含んだ
グッドアメリカンミュージックは好きなんだが
声がもう一つピンと来なくて、
夢中というほどにはなれなかった。
悪くはないが、言ってしまえば
ありきたりな声だと感じていたのだ。
そのありきたりさを埋めて余りある二人の声。
リサの決して押し付けがましくない
妖精のようなナチュラルボイス、
ジョンのさりげないけど静かに空気をかきみだすような声、
二人とも存在感と説得力に満ちている。
改めて音楽はうまい下手ではなく、
存在感と説得力だと思った。
しかし、ドラムは下手過ぎる気がしたが、
違うのか?狙いなのか?

ジョーはホントにプロデューサー気質の人なんだな、
曲によっては参加せず後ろに座って見ている。

リサは声だけでなくビジュアルも
妖精のような美しさだ。
黒いノースリーブワンピースから出た白い腕が
乱視気味の目には天使の羽に見えた。

派手な曲はひとつもないが、
ノリではなく、深いところで気持を高揚させてくれる、
まさにグッドミュージック。

アンコールが終わって灯りがついて
BGMが流れ始めても誰も帰らない。
手を叩き続ける。
そして、それに応えて、4人が出てきた!
リサのミュージックヒーローだと言う
リヴォン・ヘルムの歌を4人で。
ジョンのギターもアンプを通さない、
歌もマイクなし。
完全アンプラグド。
100人前後の小さな会場ならではの贅沢だ。

CDを買うと、サイン会があるという。
あんまりサインはもらわないんだが、
リサを近くで見たくて、もらうことに。
近くで見てもやはり美しい。
握手して写真まで撮らせてもらった。

握手は全員とさせて頂いた。
もちろん、ジョーとも。
ジョーはマドンナの義弟なので、
たぶんマドンナとも間接握手だ。
嬉しいかどうかはよく分からんが。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日々雑感

前の記事

教育問題。